fa-user「濡れたままストレートアイロンをすると、綺麗なストレートヘアになるって本当なの?」
fa-user「アイロンの説明書に”濡れた髪の温度”と”乾いた髪の温度”が書いてあったけど濡れた髪にやってもいいの?」
本記事では、そういった疑問にお答えしていきます!
結論から言います。
濡れた髪にストレートアイロンを入れるとクセはしっかりと伸びるが、かなりダメージしてしまいます。
なので、絶対にしないでください!!
本記事では
- 濡れたままの髪の毛にストレートアイロンをするとどうなるの?やっていいの?
- ストレートアイロンを使う時にダメージを最小限に抑えるには?
を、ヘアケアマイスターの資格を持つ私「にっしゃん」が分かり易く解説していきます!
なので傷ませないという事がとても重要です!!
関連記事>>>ちなみににっしゃんオススメのストレートアイロンは「水分が飛ばないリファビューテックストレートアイロンを美容師が評価」で解説しているストレートアイロンがオススメです!
濡れた髪の毛にストレートアイロンをするとどうなるの?
- 水分によりアイロンの熱効果が上がる
- 【危険】髪の内部が水蒸気爆発を起こす
といった2点が起こります。
1つづつ解説していきます。
濡れてることによりストレートアイロンアイロンの熱効果が上がる
髪の毛に水分があることにより、クセが伸びやすくなります。
どういう事かと言うと、洗濯物のシワをアイロンで伸ばす場合にしっかり乾いた状態でアイロンを入れていくよりも、少し湿らせてからアイロンを入れる方がよくシワが伸びます。
この原理が髪の毛にも起こるんですね!
ですが、髪の毛のクセが伸びやすくなるという事はそれだけ熱が髪の毛に伝わり易くなっているという事。
つまり髪の毛は、この「熱」によってとても傷みやすい状態にさらされてしまっています。
【危険】髪の内部が水蒸気爆発を起こす
髪の毛の内部に水分が残っている状態でストレートアイロンを入れると、毛髪内部の水分が一気に蒸発しようとします。
この時、水分は蒸発する時に急激に膨らむため毛髪の内部の組織や栄養分が壊されてしまいます。
これを水蒸気爆発と呼びます。
髪の毛にとっては、内部から破壊されてしまうので
- 水分が保てなくなり乾くとパサパサになる。
- カラーの色落ちが早くなる。
- 枝毛が増える。
- 切れ毛が増える。
という事が起こります。
結局やっていいの?ダメです!
はじめにもお話しした通り、絶対にやらないでください!!!
「クセが伸びるし少しくらいいいんじゃないの?」と思われる方もいると思います。
1回やっただけでも、かなり痛みが出てしまいます!
髪の毛は自分でダメージを修復する、傷を治すという事は出来ません。
と言うのも、頭皮と繋がってはいますが生えてしまった髪と言うのは死んだ細胞なんです。
なので皮膚のようにケガをしたら血が出て、時間が経つと治るという事が出来ないんですね。
傷んでしまうと傷みっぱなしなんです。
なので少しくらいはいいかな?と思われている人も、濡れたままの髪の毛にストレートアイロンを入れるというのは絶対にしないでください!
また水蒸気による皮膚の火傷を起こす可能性があります。
ストレートアイロンの火傷に関しては「ストレートアイロンで火傷をしない方法と跡を残さない6つの対処方法」で詳しく解説しています。
では次の項目で、ストレートアイロンの髪の毛へのダメージを最小限にするポイントを解説していきます。
ストレートアイロンの髪へのダメージを最小限にするには?
ストレートアイロンを入れる際に、髪の毛のダメージを抑える方法をご紹介していきます。
しっかりと乾いた状態の髪の毛にアイロンを入れる
まずは本記事の内容でもある、しっかりと髪の毛から水分を乾かした状態でアイロンを入れるようにしましょう。
「濡れたまま」や「湿っている」状態だと髪の毛は必ず傷んでしまいます。
よくやりがちなのが朝のスタイリングで一回濡らして寝癖を取ってからする場合、時間がないからと言ってドライヤーを適当にしてしまう人が多いですが、そこで水分が残ってしまっている事で髪の毛がバサバサに傷んでしまって結果まとまらない髪の毛になります。
なので時間がなくてもドライはしっかり行いましょう。
そうする事で結果的に時間短縮に繋がります。
関連記事>>>髪の毛を早く乾かしたいという人は「美容師が教える髪の毛を乾かすタイミングと時間を短くする時短術」で早く乾かす方法を解説しています。
温度は130度前後にする
ストレートアイロンの温度は、130度前後にするようにしましょう。
渇いた髪の毛の傷んでしまう温度と言うのがおおよそ「130℃」と言われています。
それ以上で毎日してしまっているという人は、髪の毛のダメージに繋がります。
すると、髪の毛が傷み過ぎてしまい高い温度じゃないとクセが伸びなくなり、また傷むという悪循環になります。
傷ませる前に低い温度に設定して使う事をおすすめします。
関連記事>>>詳しいストレートアイロンの髪の毛に最適な温度は「【ヘアアイロンの最適温度】傷ませるとクセ毛が収まらなくなる?」で解説しています。
ストレートアイロンを入れる前にオイルタイプのトリートメントを付けておく
ストレートアイロンを使う前に毛先に薄くオイルタイプのトリートメントを付けておくことで、熱ダメージから守る事が出来ます。
オイルタイプのトリートメントをお勧めする理由として、オイルタイプが一番コーティング力に長けていることにあります。
オイルタイプのトリートメントはサラッと伸びが良い物が多く、髪の毛に付けるとサッと馴染んでコーティングしてくれます。
ただし付ける時は、少し薄めに付けるようにしましょう。
渇いたお出かけ前の髪の毛に付けるので、付け過ぎてしまうとベタっとした重たい仕上がりになってしまいます。
関連記事>>>朝と夜のアウトバストリートメントの使い分けは「流さないトリートメントは朝と夜どっち?両方使う事で効果が倍増」で解説しています。
ストレートアイロンは根元から毛先に向けてあてる
ストレートアイロンは基本的に、根元から毛先に向けてあてるようにします。
それはキューティクルの生えている向きに関係があります。
キューティクルは根元から毛先の方を向いて生えています。
なので、逆向きにあててしまうとキューティクルに逆らってしまう為キューティクルが剥がれて髪の毛の痛みに繋がってしまいます。
なので必ずストレートアイロンは、「根元」から「毛先」に向けてあてるようにしましょう。
傷みにくいストレートアイロンを使う
今では、傷みにくいストレートアイロンが沢山出ています。
それらのアイテムを使う事で、髪の毛に極力負担をかけずに真っすぐ伸ばす事が出来ます。
オススメのストレートアイロンはこちら!
関連記事>>>「水分が飛ばないリファビューテックストレートアイロンを美容師が評価」でリファのストレートアイロンについて詳しく検証しています!
まとめ
- 濡れたままの髪の毛にストレートアイロンをあてると熱が伝わり易く傷みやすい
- 更に濡れたままあてると、毛髪内部から水蒸気爆発を起こすので危険
- ストレートアイロンをする時の、ダメージを抑える方法
→しっかりと髪の毛が乾いた状態であてる
→設定温度は130度前後で設定する
→オイルタイプのトリートメントを事前に付けておく
→根元から毛先に向けてあてる
→傷みにくいストレートアイロンを使う
ストレートアイロンは朝のスタイリングではとてもお手軽で、非常に使いやすいアイテムになっています。
その反面、使い方を間違えると毎日のように髪の毛を傷ませてしまう事になります。
何度も言いますが、傷ませてしまうとストレートアイロンをあてても形が付きにくくなってしまいます。
そうなると、何度も同じ個所にあててしまったり、温度をかなり高くしないとダメになってしまいます。
本当にかなり傷んでしまうのでまずは、濡れた髪の毛にあててしまっているという人はやめるようにして下さい!
それだけでも髪の毛の痛みはかなり改善されるはずですよ!
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