fa-user「トリートメントを毎日すると、髪の毛に良くないって聞いたけど本当なの?」
fa-user「毎日トリートメントをする場合の注意点は?」
本記事では、そういった疑問にお答えしていきます!
結論から言うと、
トリートメントは毎日するべきです!
トリートメントは、髪の毛を保湿や補修するものです。
ましてや、毎日市販のシャンプーを使っているあなた!
必要な水分や油分が落とされて、パッサパサな状態になっています。
この記事を読んでもらうと…
- トリートメントを毎日するべき理由
- 髪質別にトリートメントをする時の注意点
を、ヘアケアマイスターの資格を持つ私「にっしゃん」が分かり易く解説します!
その理由も合わせて、解説していきますね!
関連記事>>>トリートメントの効果を最大限に引き出す方法は「【美容師直伝】トリートメントをクシでとかすと3倍効果が出る!」でご紹介しています。
トリートメントを毎日するべき理由は毎日の「保湿」と「保護」
髪の毛は普段、
- エアコンの風による乾燥
- 紫外線
- ドライヤーの熱
などによって、ダメージにさらされています。
これらの髪の毛に対するダメージから、髪の毛を守ってくれるのが「トリートメント」です。
毎日トリートメントをしないとトリートメントをしない日、つまりシャンプーだけで終わる日が1週間のうちに数日出てきます。
そういった日は、髪の毛に服を着せずに裸で出かけているようなもんです!
裸で1~2時間外にいると、かなり日焼けしてしまいますよね?
それと同じで髪の毛も当然、めちゃくちゃ傷みます。
なのでトリートメントは毎日してしっかりと服を着せてあげる事で
- 乾燥から守る【保湿】
- 外部のダメージから守る【保護】
をしてくれるんです。
では、次の項目で「トリートメントを毎日してはいけない」、「する必要はないよ」と言われる事についてその理由を解説していきます。
ネットで調べていると、美容師さんが言う事もあるんですよ!^^;
「トリートメントを毎日してはいけない」は、嘘なの?
「毎日トリートメントをしなくてもいいよ!必要ないよ」と言われたことは無いでしょうか?
また美容師さんから言われたという人もいます。
そのアドバイスの本当の意味とは…
- トリートメント成分が髪の毛や頭皮を覆ってしまうので良くない
- もともと髪が綺麗なので、そんなにしなくても大丈夫
- 髪質がぺったりしやすいので、トリートメントを毎日する事でボリュームが出なくなってしまう
と言った理由が隠されています。
一つ一つ解説します!
流せばトリートメント成分が覆って(詰まって)しまう事は無い
トリートメントの代表的なコーティング(覆ってしまう)の成分と言えば、「シリコン」が有名です。
一般的にはこの「シリコン」が
- 髪の毛をコーティングしすぎて剥がれる時にキューティクルをはがしてしまう。
- 頭皮や毛穴に詰まってしまう。
と言った事が言われています。
ですが、これは間違いです!
シャンプーに使われているシリコンは、シャワーで流す事で簡単に落とす事ができるため
髪の毛をコーティングしすぎてしまう事も、毛穴に詰まってしまう事もありません。
これは、資生堂の研究開発によるホームページでも公開されています。
シャンプーに配合しているシリコーンは、非常に細かい粒子のため、毛髪に過剰に付着することはありません。また、コンディショナーの成分として毛髪に残ったシリコーンも、次の洗髪時には洗い流されるため、毛髪に蓄積したり、毛穴に詰まることもありません。よって、シリコーンが地肌や毛髪にダメージを与えるという事実はありません。
引用:資生堂ホームページ
なのでトリートメントを毎日すると髪の毛や頭皮が覆われてしまうというのは、信じないようにしましょう!
ただし、トリートメントのすすぎが少なすぎると髪や頭皮にトリートメントの油分などが残り過ぎるため、しっかりと流すようにしましょう。
もともと髪が綺麗でも傷みます
髪の毛がもともと綺麗だと髪の毛のバリア機能もまだまだしっかりとしているため、確かに傷みにくいです。
ただし、あくまでも「傷みにくい」というだけ
決して傷まないわけではありません。
なので、当然紫外線などの外的刺激から守ってくれるトリートメントを毎日付けてあげる方が良いに決まっています。
毎日する事でボリュームが出なくなるのはタイプと付け方が合ってない
これは確かにあり得る事です。
髪の毛が細くてハリコシの無い毛質の人が、かなりしっとりするタイプのおさまりを良くするトリートメントを使ってしまうとめちゃくちゃぺったりしす過ぎて、逆にやりづらくなってしまいます。
場合によっては、髪の毛を洗っていないような見た目にもベタっとした仕上がりになってしまう事もあります。
つまり、付けるトリートメントのタイプと付け方が大切という事。
この髪質によるタイプ別合うトリートメントは、次の項目で解説していくので、自分に合うタイプのトリートメントを見つけて下さいね!
関連記事>>>トリートメントを流し忘れてしまった場合には、ベタっとする以外に更にデメリットがあります。「【美容師解説】トリートメントの流し忘れに起こる3つのデメリット」で解説していますのでチェックしてみて下さい!
髪質別にトリートメントの選び方と付け方を解説
前の項目でも解説したように、髪質によって間違ったトリートメントのタイプを付けてしまうと悲惨な事になってしまいます。
以下の髪質別に解説していきます。
- 細くて多いタイプ
- 細くて少ないタイプ
- 普通毛
- 太くて多いタイプ
- 太くて少ないタイプ
細くて多いタイプ
髪の毛自体は細いけど毛量が多いタイプ。
一見髪の毛が細そうには見られませんが、実際に触ってみると細いというのがこのタイプです。
オススメのトリートメントタイプは…
オススメの付け方は…
- 軽いタイプのトリートメントを付ける場合
→しっかりと付けてOK - 重たいタイプのトリートメントを付ける場合
→付ける量を少量に中間~毛先に付ける
重たいタイプのトリートメントの場合、付ける量を少なくしてあげる事で重さを緩和する事が出来ます。
更に根元は付けてしまうとベタっと感がかなり出てしまうので、根元は避けた中間~毛先に付けるようにしましょう!
細くて少ないタイプ
見た目にも猫っ毛で、ぺったりしやすく髪のボリュームが出にくいのがこのタイプ。
オススメのトリートメントタイプは…
オススメの付け方は…
- 軽いタイプのトリートメントを付ける場合
→初めて使う物なら一度付けてみて、乾かした後に重たく感じるようなら付ける量を少し少な目にしてみましょう。 - 重たいタイプのトリートメントを付ける場合
→付けるのはNG!やめておきましょう…
普通毛
普通毛とは、この場合太くもなく細くもない。
毛量も多すぎず少なすぎず、という髪質を差します。
オススメのトリートメントタイプは…
オススメの付け方は…
- 軽いタイプのトリートメントを付ける場合
→サラサラな質感が好きな場合、普通に付けましょう。
→しっとり目が好きな場合、普通に付けると物足りなく感じてしまうので少し多めにつける事をおすすめします。 - 重たいタイプのトリートメントを付ける場合
→軽めが好きなら、少し塗布量を少なめに髪の毛に塗布していきます。
→しっとりが好きならそのまま付けてしまいましょう。
太くて多いタイプ
太くて多いタイプ、剛毛で爆発しそうなタイプです。
オススメのトリートメントタイプは…
オススメの付け方は…
- 軽いタイプのトリートメントを付ける場合
→軽いタイプはNG!やめておくのが無難でしょう… - 重たいタイプのトリートメントを付ける場合
→しっかりと手に取ってつけてもOK。もしそれで重たくなりすぎた場合は、次回からすこーし付ける量を少なくするといいでしょう。
太くて少ないタイプ
太さは太いけど、毛量はそこまで多くないタイプ。
オススメのトリートメントタイプは…
オススメの付け方は…
- 軽いタイプのトリートメントを付ける場合
→少し多めに付けると良いでしょう。ただし毛量が少ない場合、頭皮に付きやすいので残らない様にすすぐようにすると良いです。 - 重たいタイプのトリートメントを付ける場合
→普段付ける量から少し減らして付けるようにします。髪の毛はしっかりとしていますが、毛量が少ない場合はトリートメントの重さに負けてペタッとしてしまう場合があります。
まとめ
- トリートメントを毎日する目的は「保湿」と「保護」のため
- トリートメントはデイリーケアとして作られているため、毎日してはいけないという事は決してありません!
- 髪質に合った選び方や付け方は、髪の毛がペタッとなるかならないか、収まるか物足りなく感じるかで付ける量を調整すると◎
トリートメントを毎日しない方が良いというのは、間違った知識をもとにしていたり、プロの知識があった上で言っていたりします。
ですが、トリートメントとはやはり髪の毛をダメージから守ってくれる物なので毎日付けちゃダメ!なんて事はないんですね!
正しいトリートメントの選び方と使い方をするだけで、サラサラな髪の毛を保つことが出来るので是非試してみて下さいね!
次の記事>>>「お風呂上がりに髪の毛がパサパサする人は水分不足が原因!6つの対策」