
fa-user「髪の毛の枝毛はなぜ起こるの?」
fa-user「枝毛の予防方法と、なってしまった時の対策方法を教えて!」
本記事ではそういった疑問に、お答えいしていきます!
枝毛の原因を調べると様々な所で、「原因は様々です」と書いてあります。
これ、半分正解で半分不正解です。
枝毛の原因は、ズバリ「たんぱく質と水分が不足してしまうから」なんです。
なので、ネット上で様々に上がっている原因というのは正確に言うと「髪の毛のたんぱく質と水分が不足してしまう原因」の事ですね!
本記事では
- 枝毛の原因を分かり易く解説
- 枝毛になってしまった場合の対処方法
- 枝毛にならないようにする対策
- 枝毛におすすめなトリートメント
を、ヘアケアマイスターの資格を持つ私「にっしゃん」が分かり易く解説していきます!
早く対処方法が知りたいというあなたは、目次でジャンプできます!

本記事では、年間1万人以上のお客様の髪の毛をケアさせて頂いている私が枝毛の原因と、正しい対処方法について解説しています。
髪の毛の主成分は8割がたんぱく質、1割が水分

毛髪成分の8割はタンパク質で構成され、そのうち「ケラチンタンパク質」が70%、シスチン結合を含まない「非ケラチンタンパク質」が10%を占めます。次に多いのが水分(12%)、残りはCMC脂質(3.5%)、メラニン色素・NMFなど(4.5%)。
引用:ルベル公式HP
たんぱく質が80%に水分が12%という事は、その二つだけで髪の毛の中を90%以上占めている事になります。
そのたんぱく質と水分がなくなると、どういう事が起こるのでしょうか?
枝毛の原因はたんぱく質と水分の不足で起こる

髪の毛の中は、巻きずしの様な3層構造になっています。
- 海苔→キューティクル
- ご飯→たんぱく質や水分などの栄養分
- 具剤→髪の毛の芯
巻きずしの具剤である、髪の毛の中の90%以上を占めるたんぱく質と水分がなくなるという事は、芯を残して海苔(キューティクル)だけのスカスカな筒の状態になります。
そうなると縦に髪の毛(キューティクル)が裂けてしまい、髪の毛の毛先が枝分かれしてしまう枝毛になってしまいます。
ではそんな枝毛になってしまった髪の毛は、どう対処すればいいのか?という事を次の項目で解説していきます。
枝毛になってしまった時の対処方法

美容室で枝毛をカットしてもらう
基本的には、裂けてしまった枝毛は元に戻る事はありません。
枝毛カットは、ショートの人ややってもらった事のない人にはピンと来ないかもしれません。
美容師さんにお願いすると、あまり長さを変えずに枝毛だけもしくは傷んでパサパサしている髪の毛だけをカットして取ってくれます。
傷んでいる部分が無くなるので当然、手触りも良くなり見た目にも艶が出ます。
関連記事>>>特に髪の毛を伸ばしているという人は「美容師の言う「髪の毛を伸ばすために痛みを少し切った方が良い」は嘘?」で枝毛カットや詳しい伸ばし方について解説しています。
トリートメントで栄養補給をする
トリートメントで、中がスカスカになってしまった髪の毛の中を栄養分で補充してあげる事で、更なる枝毛を防ぐことができます。
枝毛が減るお勧めのトリートメントは、下の項目でご紹介しています!
絶対に枝毛を裂かない
これ、枝毛がある人なら必ずやった事ありますよね?
でもこれから、ぜっっったいにしないでください!!!
何故かというと、枝毛は傷んでいる部分が縦に裂けているため、これを裂いてしまうとその上にあるまだ健康な髪の毛の部分も一緒に裂けてしまうからです。
そうなると髪の毛の中の栄養分がダダ洩れになって、更なる枝毛や切れ毛を巻き起こしてしまいます。
【応急処置】家で枝毛カットする
枝毛を1本1本見て、丁寧に枝毛の部分をカットしてあげて下さい。
ただ、これをなぜ【応急処置】としたのかというと、お家で切る場合に美容師さんが使っているほど切れ味の良いハサミではないから、という理由からです。
髪の毛はとても繊細なので、切れ味の悪いハサミでカットしてしまうと、切った断面がボコボコしているためそこから更に枝毛になってしまったりするリスクがあるからです。
しかし、枝毛になってしまったものを放っておいて更に裂けてしまうという事態を避けるためにも、お家で出来る範囲でカットしてあげる事は大切です。
あくまでも【応急処置】なので、その後は出来れば早めに美容室に行って毛先を切り整えてもらう様にしましょう!
こうする事で、綺麗な毛先が長持ちするようになります。
枝毛になる前の原因と対策

紫外線予防
紫外線で髪の毛の表面のキューティクルが、ダメージを受けてしまいます。
キューティクルがダメージを受けてしまうと、髪の毛から剥がれ落ちてしまい中のたんぱく質や水分が流れ出ていってしまったり、蒸発して飛んでいってしまいます。
お出かけの時には、お肌だけではなく必ず髪の毛も紫外線予防をする事をお勧めします。
オススメは簡単に振りかけるだけで出来る、全身に使えるUVスプレーです。
関連記事>>>紫外線が髪の毛に及ぼす影響は「肌に比べて紫外線が髪の毛に与える5倍のダメージと対策方法」で解説しています。
カラーやパーマを頻繁にしない
カラーやパーマなどは、薬剤で無理やり形や色を変えます。
当然髪の毛には多大な負荷がかかってしまうので、頻繁にしてしまうと毛髪の中はスカスカの状態になり枝毛になってしまいます。
カラーとカラーの間は最低でも1.5か月程あけると比較的毛先のダメージも少なくなります。
カラーとパーマを同時にしたい場合は、最低でも間1週間はあけるようにする事でダメージを抑えられます。
お風呂上りはしっかり乾かす
髪の毛は水に濡れると、髪の毛が膨張して表面のキューティクルがパカッと開いた状態になってしまいます。
この状態で自然乾燥してしまうと当然、髪の毛の中がスカスカになってしまいます。
なので、髪の毛はお風呂上りにはすぐに乾かすようにしましょう。
如何に濡れている時間を短くするのか?という事が大切です。
関連記事>>>髪の毛を早く乾かすコツは「美容師が教える髪の毛を乾かすタイミングと時間を短くする時短術」で、オススメのドライヤーは「【2020年版】髪の毛がサラサラになるドライヤーランキングTOP3」で解説しています。
コテやアイロンの熱ダメージを軽減する
コテやアイロンで毎日毛先を巻くよって人は要注意。
たまにお出かけの時だけ、とかならまだましなのですが毎日の熱ダメージがかなり深刻なダメージになってしまいます。
毛先が乾燥しない様に巻き終わった後にアウトバストリートメントを付けて出かけるようにしましょう!
関連記事>>>自分に合ったアウトバストリートメントが知りたい!と言う人は「【ヘアケア】失敗しないアウトバストリートメントの選び方講座」で選び方をご紹介しています。
髪の毛を触り過ぎない
髪の毛は摩擦によるダメージにも弱いです。
それは例えば、手グシで髪の毛を触るだけでも傷んでしまうんです!
普段何気なく髪の毛を触ってしまうクセのある人は、要注意です。
自分がそんなクセがあるのか?というチェック方法として特に利き手のサイドの髪の毛が短くなっていると、普段から髪の毛を知らず知らずの内に触ってしまっています。
少し意識して、髪の毛を触らない様に心掛けましょう。
ブラッシングをし過ぎない
ブラッシングも摩擦ダメージを起こします。
本来お風呂に入る前にブラッシングをすると、1日の中で髪の毛に付いてしまった埃などの汚れを落とす事ができ、シャンプーの泡立ちを良くする事が出来ます。
適度に行う分には良いのですが、あまりやり過ぎると摩擦によりキューティクルを剥がしてしまうので枝毛の原因になります。
トリートメントをしっかり付ける
- インバストリートメント(お風呂での洗い流すトリートメント)
- アウトバストリートメント(お風呂上りに付ける洗い流さないトリートメント)
この2タイプのトリートメントをしっかりと付ける事で、毛髪内部の栄養不足や外側のキューティクルの保護と補修が出来るので、しっかり毎日付けるようにしましょう。
次の項目では、枝毛にオススメなトリートメントをご紹介です!
関連記事>>>トリートメントの効果を最大限に引き出す方法は「【美容師直伝】トリートメントをクシでとかすと3倍効果が出る!」でご紹介しています。
枝毛にお勧めのトリートメント
まずは、剥がれかけて枝毛になりそうなキューティクルをくっつけてあげて、内部のたんぱく質や水分が流れでないように守ってあげることが大切です。
スカスカになった毛髪内部に水分の通り道を作るアウトバストリートメント
髪の毛のボロボロになってしまった内部に、水分の通り道を作ってくれる【洗い流さないトリートメント】です。
うろこ状のキューティクル同士をくっつける、接着剤役の栄養分「CMC」を配合しているので今にも剥がれ落ちて枝毛になりそうな髪の毛を、引っ付けて保護してくれる役割があります。
使用感は、かなりサラッサラ!
付けた瞬間に、絡まってしまっていた髪の毛がサッとクシが通るようになります!
ただし、床に付着するとワックスがけをしたかの様なツルツルした滑る床になるので、注意が必要です。
私も何度か滑ってこけた事があります。。。笑
それほど、髪の毛もツルツルになってくれますよ!
スカスカで裂けやすくなった髪の毛の内部を栄養分で満たすトリートメント
上に紹介したアウトバストリートメントの洗い流すタイプの集中ケアトリートメント。
専門家が開発した、髪の毛の中に必要な栄養分が全て入っているので、ダメージでボロボロになってしまった毛先にもかなりの修復効果が期待できます。
こちらもCMC配合なので、剥がれかかったキューティクルを繋ぎとめてくれる効果があります。
注意点として、少ししっとりとしたトリートメントなので、ペタッとしやすい人は付け過ぎるとベタベタしてしまう可能性があるので少し少な目で付けるようにしましょう!
どちらのトリートメントもかなり即効性が高いので、すぐに効果が実感して頂けます。
リケラシリーズのHPも下に載せておくので、気になる人はHPをチェックしてみて下さいね!
まとめ

髪の毛へのダメージが原因でキューティクルが剥がれ落ちる事により、たんぱく質や水分が流れ出ていってしまいます。
髪の毛がダメージを受けてしまう原因は様々で
- カラーやパーマの薬剤
- 紫外線
- 摩擦
- 熱
- 乾燥
が主に、生活していてよく起こる原因です。
この原因をいかに本記事でご紹介した方法で予防、又は対策をするのかによって枝毛が無くなり髪の毛の綺麗さが格段に変わってきます。
枝毛が無くなると【必ず】髪の毛にツヤがでますよ!!
では本記事も最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!