fa-user「髪の毛の根元に白い粉が付いているけど、どうすればいいの?」
fa-user「服を脱いだら方にたくさんフケがついていた!」
本記事では、そういったお悩みにお答えしていきます!
髪の毛にフケが目立つ人は、以下の項目のバランスが崩れている可能性が高いです。
- 常在菌が異常繁殖している。
- 頭皮がかなり脂っぽくなっている。
- 頭皮がカサカサと乾燥してしまっている。
このような人は要注意です。
かなりフケが出やすい環境に陥ってしまっている可能性が高いです。
本記事を読んで頂くと
- フケが出る原因
- 3種類のフケが出ないようにする対策
→頭皮の常在菌の対策
→脂性のフケの対策
→乾燥性のフケ対策 - フケがすでに出てしまった時の対処方法
をヘアケアマイスターの資格を持つ私「にっしゃん」が詳しく解説しています!
髪の毛のフケは3つのうちどれか1つが崩れても出る
常在菌
頭皮には、「マラセチア箘」というカビの一種である常在箘がいます。
この「マラセチア箘」は、ある程度存在している分には頭皮に適度な皮脂量で潤いをもたせてくれたり、他の細菌が侵入しないように守ってくれる役割があるので問題はないのですが、
増えすぎると…
- 頭皮のバリア機能の低下
- 過剰な皮脂の分泌
- 炎症反応
などの症状を引き起こします。
皮脂が過剰に分泌される事で、この「マラセチア箘」が増殖していき頭皮のバリア機能が落ちることで炎症反応がおこります。
そうなると、脂漏性皮膚炎(フケ症)の原因になります。その時に痒みも伴います。
頭皮環境(脂性)
頭皮が、ベタベタするようなタイプのフケ症です。
原因は頭皮の皮脂が過剰に分泌されやすい、「肌質」や「食生活」が原因です。
頭皮の皮脂が多く分泌される事で、前述した「マラセチア箘」が過剰に増殖してしまいます。
過剰に「マラセチア箘」が増殖してしまうと、脂肪酸が多量に発生します。
そしてこの脂肪酸が頭皮のターンオーバーを狂わせてしまい、フケの出る原因となります。
頭皮環境(乾燥性)
頭皮が乾燥すると、カサカサと乾いた細かいフケが出ます。
乾燥すると角質が剥がれ落ちてフケが出るので、乾燥させない対策と予防が重要になります。
特にもともと乾燥肌の方は、外的要因により肌が乾燥しやすくなってくるので予防がとても重要になります。
そもそも髪の毛に付いてるフケって何?
頭皮も全身の肌と同じように、正常なターンオーバーであれば古くなった角質はポロポロと剥がれ落ち垢となって出ていきます。
ただ、このターンオーバーが何らかの原因で早まってしまうと垢のような落ち方はせずにボロボロと大きな塊となって落ちてしまいます。
これが一般的に言う「フケ」です。
フケが出ないように気を付けたい対策
常在箘対策
洗浄力の強いシャンプーでは洗わない
洗浄力が高いとフケなどの汚れをしっかりと洗い流してくれそうなイメージですが、高過ぎると必要な皮脂まで取ってしまいます。
そうなると頭皮を潤わす為に、過剰に皮脂が分泌され常在箘の繁殖の元となります。
1日にシャンプーは1度だけ!
シャンプーを何回もしすぎると、これも頭皮が水分不足と感じ過剰に皮脂を分泌するようになります。
1日に1回で十分に頭皮の汚れなどを落とす事が出来るため、1日に数回シャンプーをするという人は要注意です。
関連記事>>>朝にもシャンプーを洗うという人は「朝シャンするとはげるは嘘?メリットは臭いが無くなりセットが決まる」でオススメの洗い方を解説しています。
頭皮が蒸れない様にする
常在箘である「マラセチア箘」は、カビの一種であるため湿度などの水分があるだけでも繁殖しやすい環境になります。
特に仕事などで、よく帽子やヘルメットなどの頭皮を覆ってしまう人、危険です!
帽子を脱いだらすぐに頭を洗ってしっかりと乾かすようにしましょう。
また帽子等を被らなくても、季節的な問題もあります。
湿度の多い季節は頭皮環境もジメジメとしてしまうので注意が必要です。
脂性のフケ対策
脂分の多い食事を控える
脂分の多い食事を過多に摂ることで、頭皮からの皮脂が増え常在箘の繁殖に繋がり結果的にフケ症になります。
フケが気になる人は日頃から脂っこい食事を減らすことも大切です。
カラーやパーマ等の薬剤を使う施術を控える
カラーやパーマの薬剤というのは、髪の毛の性質を変える薬であり頭皮にも共に負担が掛かっています。
そういった薬剤が頭皮に付く事で、頭皮は守ろうとして過剰に皮脂を分泌するようになります。
もしカラーやパーマをした後にフケが酷いようであれば、そういった施術が原因なので控えるようにしましょう。
正しいシャンプーをする
しっかりとシャンプーできていないと、皮脂や古くなった角質等が残ってしまいます。
そうなると常在箘の格好の餌食です。
正しいシャンプーで、しっかりと頭皮の汚れを落とす事を意識して下さい。
関連記事>>>正しいシャンプーの方法は「【抜け毛・薄毛予防】美容師が教える正しいシャンプーのやり方5step」で詳しく解説しています。
ストレスを溜めない
環境の変化であったり体にとってストレスが溜まると体内のホルモンバランスが崩れてしまい、頭皮のターンオーバーが正常に行われなくなりフケが出てしまいます。
対策としては、しっかりとした睡眠と自分に合ったストレスの発散方法を見つけておきましょう。
乾燥性のフケ対策
頭皮が紫外線で焼けないようにする
日焼けをしてしまうと、カサカサと乾燥しやすくなりフケが出やすくなります。
外出時はしっかりと日傘をさすか、頭皮用の日焼け止めを使うのも効果的です。
関連記事>>>髪の毛の紫外線対策は「肌に比べて紫外線が髪の毛に与える5倍のダメージと対策方法」で対策方法まで詳しく解説しています。
頭皮を潤わす
潤わす、と言っても皮脂などで潤わすと常在箘の繁殖に繋がってしまうため頭皮用の化粧水を使います。
お風呂上がりの頭を乾かしたあとは、水分がとられ乾燥しやすい状況になっています。
頭を乾かしたらすぐに化粧水を使うようにすると、余分な皮脂が分泌されずに済みます。
水分をしっかりと摂る
水分をしっかりと飲むことで、正常に頭皮が潤ってくれて改善しやすくなります。
さらに水分をたくさん摂取する事で、体内の老廃物を体外に出してくれるデトックス効果等があり体の状態を整えてくれます。
ストレスを溜めない
こちらもストレスを溜めてしまうと、乾燥性のフケ症になる可能性があります。
どちらになるかというのは、人それぞれ生まれ持った肌質が大きく関わってきます。
この場合も、正しい生活習慣とストレスの解消方法を見つけておきましょう!
フケがたくさん出てしまった時は?
頭皮環境を整えるシャンプーを使う
増えすぎてしまった常在箘には、頭皮用のシャンプーを使うなどして頭皮環境を整えてあげることがオススメです。
市販の物だと「H&S」のシャンプーが安価な割には、しっかりと頭皮ケアを行ってくれます!
しっかりと地肌の毛穴に、有効成分を届けてくれる設計になっている市販のシャンプーでは珍しい「頭皮」の事を考えられたシャンプーになっています。
頭を洗った後は必ず化粧水をつける
頭皮用シャンプーで洗った後は、しっかりと頭皮環境を整えるために頭皮用の化粧水をつけるようにしましょう。
頭皮用の化粧水は、日焼けした地肌にも鎮静効果があり頭皮の炎症をおさえてくれます。
上記2点を気を付ければフケが沢山出てしまっても、解消できます。
ただ、かなり炎症などがひどい場合は病院の皮膚科で見てもらうようにしましょう。
まとめ
- フケが出る3つの原因
→常在菌
→頭皮が脂性
→頭皮の乾燥 - 「常在菌」の対策
→洗浄力の強いシャンプーは控える
→シャンプーは1日に1回
→頭皮が蒸れないようにする - 「脂性の頭皮」の対策
→脂分の多い食事を控える
→カラーやパーマの薬剤を使う施術を控える
→正しいシャンプーをする
→ストレスを溜めない - 「頭皮の乾燥」の対策
→紫外線で焼けないようにする
→頭皮を潤わす
→水分をしっかりとる
→ストレスを溜めない - フケが沢山出てしまった時の対策
→頭皮の環境を整えるシャンプーを使う
→頭皮の化粧水を付ける
フケが多く出てしまうという人は、本記事でご紹介した方法で対策をしてみて下さい!
フケが沢山髪についていたり、肩に白い粉がのっていると周りの人にだらしない印象は不潔な印象を与えてしまいます。
日ごろからよく人に合う人や大切な予定が数日後に入っているという人は、今から気を付けてみてはいかがでしょうか?