ヘアカラーした後に頭皮にかさぶたができた時の原因と3つの対処方法

先日久々に、自身の髪の毛にカラーをした時の出来事です。

にっしゃん
…。
頭がかゆい!!

そして次の日には小さなかさぶたが…。

そんな私と同じ思いをした人も、多いのではないでしょうか?

本日はそんな「ヘアカラーをした後に頭皮にかさぶた」が出来てしまった時の

対処方法とその原因のお話です。

現在進行形で悩まれている方は、是非最後まで読んでみて下さい!

まずは、なぜそんなかさぶたが出来てしまうのか?というお話。

対処法が知りたいんだって人は目次から飛ばしてくださいね!

本記事を読んで分かる事
  • なぜカラーで頭皮にかさぶたができるのか?
  • 出来てしまった時の対処方法
  • 出来た時にやってはいけない事

ヘアカラーで頭皮にかさぶたができてしまう原因

原因は大きく分けて2種類に分類されます。

それが、「アレルギー性皮膚炎」「接触性皮膚炎」の2種類。

でもこれだけ聞いてもどんなの?^^;って感じですよね?

では具体的な例で見てみましょう!

アレルギー性皮膚炎

  • 薬剤が合っていない。
    →通常のカラー剤の主成分である「ジアミン」がアレルギー反応を引き起こします。カラーが全くダメって人はこれが原因の可能性が大です。酷い人だと、火傷のようにただれてしまったり、赤く腫れあがったりします。

アレルギー性皮膚炎は、文字通り体のアレルギー反応により起こるものです。

いわば花粉症などと同じですね!

なので、前までは全然大丈夫だったのに急にカラーがしみるようになってきた

というのはこのアレルギー性皮膚炎が怪しいです。

接触性皮膚炎

  • 薬剤が強い。
    →ブリーチ剤などの、髪の毛を明るくする力が強い薬剤などを使用する時に起こります。塗られた瞬間からヒリヒリしてくる人や、帰ってから痒くなってくるパターンなど様々です。

  • カラーを塗布する時に刺激している。
    →カラーを塗布する際に、ハケのタッチが強かったり、クシでガシガシ頭皮を掻いてしまっている場合に起こります。薬剤で刺激を受けているうえに、これをされると頭皮にかなり負担がかかってしまいます。

  • 地肌の免疫が低下していた。
    →花粉症を持っていたり、その時の体調によって地肌が弱っている時に起こります。先述した「アレルギー性皮膚炎」と区別が付きにくいですが、その時1回だけなのであれば体調の問題です。

接触性皮膚炎は、直接的な外的刺激が加わる事で起こる炎症反応です。

体調は万全だと思っていても、美容室に行く前に綺麗にシャンプーをしていった事で皮脂(バリア機能)が無くなっていて炎症を起こしてしまった。

というお客様もいらっしゃるので直前に洗いすぎるのも禁物です。

これらの炎症反応が、頭皮をカサカサさせてしまいそれがかさぶたになります。

ではその炎症が起こってしまったり、すでにかさぶたになってしまっている時はどうすればいいのか?を解説していきます!

頭皮がかゆい、かさぶたが出来てしまった時の対処方法

頭皮をしっかり洗い、保湿する。

まずはしっかりと頭皮や髪の毛に残っている薬剤を、家でもう一度洗い流しましょう。

残っていると回復が遅くなるどころか、悪化していく場合も有ります。

頭皮がかなりヒリヒリする場合や、かさぶたが酷い場合はぬるま湯で洗うようにします。

この時40度以上の高い温度で洗ってしまうと炎症部を刺激するのと同時に、皮脂を取り過ぎてしまうので頭皮を更に悪い環境にしてしまいます。

関連記事>>>シャワーの温度が高いと色落ちも早くなります。詳しくは「美容師が教えるカラーの色持ちを良くする方法8選」で解説しています。

頭を洗った後は、しっかりと乾かしてその後で保湿するようにします。

炎症が軽い場合は、オススメは頭皮用の化粧水を使いましょう。

頭皮環境を整えてくれて、さらに紫外線などの火傷による刺激に対しても鎮静作用がある為お勧めです!


炎症が酷い場合は、以下のワセリンや軟膏を試してみて下さい!

ワセリンや軟膏を塗る。

炎症やかさぶたが酷い場合には、これを試してみて下さい。

ただ頭皮全体に付けると髪の毛がベタベタになってしまうので、炎症部分依指の腹で少量を取り薄く塗るようにしましょう。


ワセリン


オロナイン軟膏

皮膚科を受診する。

どうしてもひどい場合や、かさぶたなどではなく

「赤く腫れあがってしまっている」「いつまでもジュクジュクした液体が出る」

などの場合には、早めに皮膚科を受診するようにしましょう。

症状に合わせたお薬を処方してもらう事で、回復を早める事が出来ます。

一度なってしまったら、美容室にはしっかりと伝えましょう。

一度なった事がある、または前回なってしまったという場合必ず美容室に伝えるようにしましょう。

そしてここで重要なのは、「必ず自分でカラーをするか、しないかを決める」という事。

美容師の立場で話をすると、まずお医者さんではないのでどこまでのカラーが大丈夫なのか全くわかりません。

そして自分の事しか考えていない担当者に当たると、カラーをしてもらった方が自分の売上が上がります。

すると若干強引にカラーをする方向に持っていかれてしまいます。

実際過去に私自身も、お客様から前回の美容室でそういう事があったと相談された事があります。

それで炎症が起こってしまっても、「カウンセリングで一緒に決めた」と言われれば泣き寝入りするしかありません。

必ずカラーをする場合には自分の意志で決定する事を、「強く」お勧めします。

しかしそんな美容師さんばかりでもないので、そこは安心して下さいね!

軽い炎症やかゆみ程度であれば、

  • カラーを地肌ギリギリで塗って、肌に付かない様にしてくれる。
  • しっかりとカラーの前に、地肌の保護剤を付けてくれる。
  • オーガニックカラーなどの、低刺激のカラー剤をお勧めしてくれる。

など、髪の毛でおしゃれを出来る限り楽しめるように、提案してくれる美容室も多くあります。

なので、まずはしっかりと美容室側に「過去にカラーで炎症又は、かさぶたができた事がある」と伝えておきましょう!

ただし、本当にひどかった場合はアレルギー性皮膚炎の可能性も十分あるので、今後カラーをしないというのも視野に入れておいてくださいね!

最後に間違っても、やってはいけない事!

  • 爪を立てて掻いてしまう。
  • かさぶたをめくってしまう。
  • 熱いお湯で洗う。
  • 濡れたまま放置する。

これらの事は絶対にしてはいけません!

ただ気になるのは分かります…。

痒い時とか熱いお湯で洗うと何故か気持ちいいのも分かります…。

私も経験済みです。

しかし、そこで荒れた頭皮を触ってしまうと悪化する一方です。

上記で挙げた正しい対処をするようにして下さい!

今現在悩んでいる人の少しでも助けになれば、と思います!

では本記事も最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!

次の記事>>>N.カラーシャンプー実はそれだけで色が入る?ブリーチ毛で試してみた

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