fa-user「髪の毛は自然乾燥した方が綺麗になるの?ドライヤーを使うと傷むの?」
fa-user「自然乾燥するとはげやすいって聞いたけど本当なの?」
そういった疑問にお答えします!
自然乾燥とドライヤーを使う事のメリットとデメリットは両方ありますが、結論から言うと自然乾燥の方がデメリットが多いので
ドライヤーを使う事を強くお勧めします!
ドライヤーを使わないと結果的に髪の毛は、パサパサのボロボロになっていきカラーの色持ちもかなり悪くなってしまいます。
この記事では…
- 自然乾燥が駄目な理由!
- 逆に自然乾燥のメリットってあるの?
- 正しい髪の毛の乾かし方
- 髪を乾かす時にオススメのドライヤー
を関西でトップスタイリストを務める私、「にっしゃん」が詳しく解説していきます!
関連記事>>>美容師が勧めるオススメのドライヤーランキングは「【2020年版】髪の毛がサラサラになるドライヤーランキングTOP3」でご紹介しています。
自然乾燥は絶対にダメ!5つのデメリットを解説
キューティクルが開いたままになるので毛先がバサバサになる
髪の毛は、「キューティクル」といううろこ状の鎧をまとっています。
このキューティクルは、髪の毛が水分を含むとパッと開いてしまうんです。
通常だと綺麗にキューティクルが閉じているため、見た目にもツルンとした綺麗な艶を出してくれます。
ですが、自然乾燥をするとこのキューティクルは開いたまま乾いてしまいます。
結果、乾ききった髪の毛は毛先がまとまりのないバサバサな髪の毛に仕上がってしまいます。
開いたままのキューティクルから髪の毛の中の成分が抜けてしまい傷む
髪の毛の構造は外側から順に、
キューティクル→コルテックス→メデュラ
という、のり巻き状の3層構造で成り立っています。
この中でも髪の毛のしなやかさ等を保っているのが髪の毛の約90%を占める「コルテックス」
自然乾燥でキューティクルが開いたままになってしまうと、この中にあるコルテックスが外に流出してしまいます。
すると、髪の毛にはりこしが無くなったようになり傷んでしまいます。
カラーをしていると開いたキューティクルから水分と一緒にカラーが抜けてしまう
カラーをしている場合、先ほどの髪の毛の成分と一緒に髪の毛の内部に入って色を出している、カラーの成分も流出してしまいます。
カラーのやりたての時は、特に抜けやすいので注意が必要です。
【薄毛】頭皮に雑菌やカビが繁殖しやすくなる
自然乾燥させるということは、頭皮にも水分がずっと残る状態になるということ。
するとどうなるのかというと、
- 頭皮が匂う
- 頭皮環境が悪くなり炎症を起こす
- 炎症が酷くなると抜け毛を引き起こす
といった症状が出てきます。
関連記事>>>「【頭皮ニキビ】かゆい場合は要注意!?治らないニキビの治し方5選」
【薄毛】頭皮が冷えるために血行不良になる
頭皮に水分が残った状態で長時間過ごすと、頭皮の体温が下がってしまい血行不良を引き起こします。
血行不良になると…
- 血流が悪くなる
- 毛細血管から髪の毛に栄養分が行きにくくなる
- 髪の毛が栄養不足で細くなる
- 抜け毛が増える
と言った事が起こります。
逆に自然乾燥するメリットは?
逆に髪の毛を自然乾燥をするメリットはあるのでしょうか?
単純に楽!
ドライヤーをしないでいいと言うことは、お風呂上がりに10分かけてやってるものがやらなくてよくなるので、単純に楽ですよね!
その時間やりたいことをできるし、早く寝れるし、時間を有効に使えます。
熱ダメージが出ない
ドライヤーを当てないと言うことは、熱によるダメージが出ないということ。
髪の毛は60度以上になると痛みだします。
これは、普段家庭用のドライヤーでも普通にいく温度で、高いものだと80℃~100℃くらいの温風を出すものまであります。
上記2点が自然乾燥をすることのメリットになるのですが、
ハッキリ言ってデメリットの方が大きいので自然乾燥はおすすめしません!
ダメージも毎日濡れたままにする方がはるかに痛みます。
カラーの持ちも悪い。薄毛の危険だってある、、
そう考えるとしっかり乾かそうって思いませんか?
次の項目で、正しい髪の毛の乾かし方を解説しています。
正しい髪の毛の乾かし方
正しい髪の毛の乾かし方の手順を、分かり易く要点を絞って解説していきます!
- しっかりとタオルドライをする
→タオルドライをしっかり行う事で、乾かす時間が早くなります。 - 初めはドライヤーの風を地肌に当てるようなイメージで、根元を中心に乾かす
→ドライヤーと反対の手の指の腹で、地肌を優しく掻くような感じでドライヤーの風をあてましょう。 - 地肌や髪の毛の根元が乾いたら、髪の毛の中間~毛先を乾かす
→この時点で髪の毛の約80%がすでに乾いた状態なので、毛先はすぐに乾きます。 - 完全に髪の毛全体が乾いたら、最後に冷風を根元から毛先にかけて毛流れに逆らわない様にあてる
→最後に毛流れに沿って冷風をあてる事によって、開いてしまったキューティクルを整える効果があります。
関連記事>>>髪の毛を早く乾かす方法は「美容師が教える髪の毛を乾かすタイミングと時間を短くする時短術」で解説しています。
関連記事>>>④のドライヤーの冷風の使い方を詳しく知りたい人は「ドライヤーの冷風は効果絶大!知らなきゃ損な9つの活用術」で解説しています
髪を乾かす時にオススメのドライヤーの選び方
ドライヤー選びのポイントは主に4つあります。
- 風量
- 熱量
- 用途(外出用?自宅用?)
- その他の機能
ドライヤー選びは、いかに髪の毛を早く乾かすかになってきます。
早く乾かす方が当然、髪の毛も傷みにくくカラー等の色持ちも良くなります。
なので、風量は強い方が髪の毛は早く乾かすことが出来ます。
そして、ドライヤーの本体も旅行用の小さなものよりは少し邪魔かもしれないけど大きめの物の方がパワーがあるのでオススメです。
ただし、ドライヤーの熱量には注意しましょう。
熱量ばかりは、高ければ良いって物でもなくて高すぎると髪の毛を傷めてしまう原因になります。
オススメは、60~100度までの温風が出るものを選んでおくと髪の毛に負担をかけずに乾かすことが出来ます!
あとは、追加機能の「マイナスイオン」や「遠赤外線」が出たりするものは
好みで選びましょう!
関連記事>>>ドライヤーの詳しいオススメの選び方は「ドライヤーの選び方で重視する4つの要点を解説します。」で解説しています。
まとめ
- 自然乾燥が駄目な5つの理由
→キューティクルが開いたままになる(パサパサに仕上がる)
→開いたキューティクルから栄養分が抜けて傷む
→カラーも一緒に抜けてしまう
→頭皮環境が悪くなる(細菌やカビが繁殖)
→頭皮が冷えて血行不良になる - 自然乾燥のメリットは?
→楽!
→熱ダメージが出ない - 髪の毛の乾かし方
→根元から乾かし毛流れに沿って徐々に毛先を乾かしていく
→タオルドライをしっかりすると早く乾きやすくなる
→最後に冷風をあてるとキューティクルが閉まり艶が出やすくなる - ドライヤーを選ぶ4つのポイント
→風量
→熱量
→用途
→その他機能
自然乾燥は楽でいいのですが、髪の毛ことを考えると絶対にやめておきましょう!
デメリットの方が大きいため髪の毛が傷みやすくなり、毛先がバサバサとまとまらなくなってしまいます。
この毎日の5分~10分のドライヤーというヘアケアを行う事でサラサラの艶髪になるので、是非あなたも頑張ってやってみて下さいね!