縮毛矯正に掛かる時間はどれくらい?傷ませないための11の工程

「縮毛矯正はどれくらい時間が掛かるの?」

「縮毛矯正をすると髪の毛は傷んでしまうの?」

そういった疑問に、ヘアケアマイスターの資格を持つ私「にっしゃん」が分かり易くお答えします!

縮毛矯正が「時間が掛かる」と思っている方も多いですよね?

その通りです!

縮毛矯正は美容室で一般的にされているメニューの中で、トップクラスに時間が掛かってしまいます。

本記事では、

  • 縮毛矯正の掛かる時間
  • 縮毛矯正の傷ませない工程、手順
  • 縮毛矯正の値段

を詳しく解説していきます!

にっしゃん
縮毛矯正はとても繊細な施術です。間違ってしまうと髪の毛はボロボロになります!

関連記事>>>縮毛矯正をあてた髪の毛の持たせ方は「美容師が教える縮毛矯正の持ちを良くする6つの方法」で解説しています。

クセ毛の原因が気になる人は「【美容師解説】クセ毛になる7つの原因と6つの対処方法」をご参考下さい。

縮毛矯正の施術時間

縮毛矯正には通常、2時間20分程時間が掛かります。

これは縮毛矯正単体の時間であり、その他にカットやカラーをすると更に時間が掛かる事になります。

メニュー別の時間リスト

普段お客様から良くご予約頂くメニューを、リスト化しています。

メニュー時間
縮毛矯正のみ2時間30分
縮毛矯正+カット3時間
縮毛矯正+カラー4時間
縮毛矯正+パーマ(毛先だけパーマ等)4時間
縮毛矯正+カット+カラー4時間30分
上記メニューに+トリートメント+30分(お店のトリートメントメニューにより変わります)

髪質別の時間リスト

髪質(主にもう量)によっても時間が左右されるメニューです。

毛量時間
多い3時間30分~4時間
普通2時間30分
少ない2時間30分

毛量が少ない場合でも、ストレートアイロンで挟む束の回数はあまり変わらないので、時間に大きな変化はありません。

なぜ縮毛矯正はそんなに時間が掛かるのか?傷ませない為です!

それは縮毛矯正の工程の多さが、これだけの時間をかけてしまいます。

ただしこれだけ時間が掛かるのは、傷みやすい縮毛矯正のメニューを出来る限り傷まない様にしたためです。

その縮毛矯正の傷みにくい工程を、1から順に解説していきます。

縮毛矯正の11のSTEP
  1. しっかりとしたカウンセリング
    →本当に縮毛矯正が必要かどうか、縮毛矯正をしても本当に大丈夫か?を見極めてもらいます。

  2. シャンプー
    →必要だと美容師さんに判断された場合濡れた状態で癖を見ながら薬剤を付けていきます

  3. 1液の塗布
    →髪の毛の形を作っている、結合を一旦切ります

  4. 放置時間10分前後
    →髪質によっては、20分近く置く事も有ります

  5. 結合が切れたかチェックします
    →切れていないと更に時間を置きます。この時しっかりと結合が切れていないとクセが伸びません!

  6. 流す
    →結合が切れて髪の毛がかなり脆い状態になっているので、シャンプーはしません

  7. 乾かす
    →この後ストレートアイロンを入れていくので、しっかりと水分を飛ばしていきます
    水分が残っていると内部で水分が急激に膨張して、髪の毛の内部を傷めてしまう原因になります。

  8. ストレートアイロンを入れる
    →頭全体を1センチ幅ずつ束で取り、根元からしっかりと伸ばしていく。40~50分掛かります

  9. 2液の塗布
    →1液で切ってしまった結合を、真っすぐになった状態で繋ぎ直します。これで縮毛矯正の形付けをするイメージ

  10. 流す
    →この時も髪の毛がダメージしやすい状態なので、しっかり流してシャンプーはせずにトリートメントだけ付ける

  11. 乾かす
    →クセが出ないようにしっかりと丁寧に、乾かしていきます。この時水分が残るとクセが戻る可能性もあります。

以上の工程を経て、縮毛矯正をかけていきます。

中身を見ると、かなり大変じゃないでしょうか?それにこの約2時間30分の間、美容師さんもほぼ付きっきりです。

座っているお客様と担当の美容師さん、共に大変なのがこの縮毛矯正というメニューなのです。笑

そして、その時間を短縮しようと市販のストレート剤(縮毛矯正剤)も存在し、家でされる方も居ますがやらない方がいいです!

詳しくは、次の項目で解説していきますね!

>>>もっと早く簡単にクセを伸ばしたい場合はヘアチューニングもお勧めです。詳しいヘアチューニングの解説は「【梅雨対策】クセ毛が伸びると最近話題の「ヘアチューニング」は効果がない!?」でご紹介してします。

市販の薬を家でやるのはお勧めできません

絶対に、お勧めできません!!

何故かというと、あまり伸びません!!

それは、市販の薬で「自分でする」という所にあります。

自分でする場合、専門的な知識が無いので1液を付けてからのチェックができません。

この時置く時間が短いと全く癖が伸びませんし、逆に置き過ぎると毛髪内部がズタボロになり最悪、切れてしまいます。

こうなってしまっては、家でする1時間ムダになり、薬を買った1,000円程もムダになってしまいます。

そして何より髪の毛には、かなりのダメージが残ってしまいます!

なので「時間が無いし家でしようかなー」と考えている人は絶対にやめて下さい!

そして、美容室でするとどれくらいの料金が掛かるのでしょうか?次の項目で説明していきます!

縮毛矯正の気になる、料金は?

15,000~30,000円程です。

決して安くはないです!

それは前の項目でも書いた通り、かなりの手間と時間が掛かっています。

比較するとカラーだと、7,000円程。

工程は塗って20分程の時間を置いて流すだけ。それほど手間がかかりません。

対して縮毛矯正は、ほぼ2時間半付きっ切り。

これだけ見ても、この値段がするのはそれだけの手間賃が掛かっていますよ!というもの。

クセがどうしても気になる!真っすぐしたいんだ!という人は高いお店でも30,000円程準備していけば足ります。

ただし、急に行ってやってくださいと言っても、時間と人手が拘束されるメニューなので予約がいっぱいだったりすると断られるケースも珍しくありません。

行く前には必ず電話して、

  • 縮毛矯正をしようと考えている。
  • いくらかかるのか?
  • 時間はどのくらい?

という事を聞いておきましょう。

最後に、美容師さんの技術によってもかなり仕上がりと持ちが変わります!

美容師の私が言いますが

「縮毛矯正はかなり難しい技術です」

毛髪診断を一歩間違えると、クセが伸びない。もしくは傷み過ぎる。(チリチリになる)

生え癖にそって入れれなければ、伸びてきた時に根元が折れてしまっている。そうなるとクセも出てきやすくなる。

本当に細心の注意を払って初めて、綺麗に真っすぐなる技術です。

特に私が見てきたお客様で、かなり多いのが「前回の矯正で根元が折れてしまっている」。

これかなーり多いです。

根元のクセが見れずにストレートアイロンを入れてしまっている美容師さんが多すぎます。

伸びた時に根元が折れていたら、矯正の技術も低く持ちも悪くなるので別の美容室で縮毛矯正をあてる事をおすすめします!

毛髪診断を誤診され傷んで切れてしまってからでは遅いです!

自分の髪の毛を守ると同時に、大切にして下さいね!

では本記事も最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!

関連記事>>>気になる前髪の縮毛矯正については「前髪の縮毛矯正の頻度は3か月?現役美容師が解説」や「縮毛矯正で前髪がぺったんこになってしまった時の4つの対処方法」で解説しています。

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