【美容師が解説】天然パーマの赤ちゃんは治るの?原因と4つの方法

「赤ちゃんの天然パーマがすごいんだけど、大きくなったら治るの?」

「旦那さん(奥さん)がクセ毛で、子どもにはなって欲しくない!」

にっしゃん
今回は、そういった疑問を
様々なお子様のカットもしてきた私「にっしゃん」が
解説していきます!

先に結論から言うと、

天然パーマは治るかもしれないし、治らないかもしれない。

と言う中途半端な回答になってしまいます^^;

それは遺伝が大きく関係してくるので、そのあたりも踏まえて

この記事を読んで分かる事
  • どのくらい遺伝するのか
  • どのくらいで治ってくるのか
  • その他の原因や直す方法
  • 天然パーマを生かす

を合わせて解説していきます。

初めに皆さんが気になる、赤ちゃんの天然パーマが治る期間についてお話しします!

関連記事>>>子供の髪の毛が茶色い時は「子どもの髪の毛が茶色い理由は?黒くなりだす時期と原因を解説」をご参考下さい。

赤ちゃんの天然パーマはいつ頃治る?

赤ちゃんの天然パーマは、「生後3か月~4歳」までに治ります。

当然、個人差はあります。

子どもの髪の毛が伸びない時に知っておきたい5つの事」で解説しているように、赤ちゃんの髪の毛は3か月から4歳くらいまでの間に、産毛からしっかりとした髪の毛に生え変わります。

なので、しっかりとした髪の毛が生えてくると天然パーマが無くなる事が多いようです。

ただ「その後もクセ毛が治らなかったら大きくなっても治らないの?」という疑問も出てきますが、そうではありません。

髪の毛は、ホルモンバランスによって大きく左右されます。

なので思春期の頃や女性で言うと出産の時にホルモンバランスが変わり、「クセ毛→直毛」になったり「直毛→クセ毛」になったりします。

なので必ずとは言えないが、治る可能性はある!という事になります。

では次の項目で赤ちゃんの天然パーマになってしまう原因について、解説していきます。

赤ちゃんの天然パーマの原因は?

遺伝が一番大きな原因

遺伝が一番の原因になります。

クセ毛の遺伝子って、かなり強いんですねー!!

この遺伝がどれほど大きいのか?というと両親のどちらかがクセ毛でどちらかが直毛だったとします。

するとその子供は【70%】の確率で、クセ毛の子供が産まれます。

にっしゃん
50%じゃないのが驚きですよね!

更に両親共クセ毛だったとします。

すると…【90%】の確率でクセ毛の子供が産まれます!

にっしゃん
逆に10%は直毛の子供が産まれてくる可能性があるって事です!

更に両親共直毛でも、祖父や祖先にクセ毛がいるとその毛質が隔世遺伝する事もあります。

どこまでもクセ毛は、付きまとってくるわけです。

クセ毛の「優性遺伝」と「劣性遺伝」

遺伝には2種類の「優性遺伝」と「劣性遺伝」とがあります。

個の違いは、優性遺伝はより子どもの代に遺伝を残しやすく、逆に劣性遺伝は子どもの代に影響を与えにくい遺伝となっています。

そして髪の毛は「優性遺伝」になるんです。

なのでクセ毛と言うのはとても親の影響を受けやすく、クセ毛になり易いんですね!

髪の毛が細いから

赤ちゃんの髪の毛と言うのは、産まれたては産毛と言ってとても細い髪の毛が生えています。

この産毛は、細くて柔らかい為髪の毛にクセが付きやすくうねり易いんです。

なので、こういった事が原因の場合しっかりとした髪の毛が生えてくると治る場合があります。

関連記事>>>子供の髪の毛が細くてよく絡まってしまう場合は「子どもの髪の毛が絡まる7つの原因|あらかじめしておくと朝が楽!」で対処方法を解説しています。

毛根が曲がっている

髪の毛が生えてくる頭皮の中の部分、毛根を包んでいる髪の毛の出口までの道が曲がってしまっていると

髪の毛がクセが付いて生えてきます。

この場合、なかなか治す事が難しくなってきます。

クセを生かす方向で考えるとよいでしょう。

寝ぐせが付きやすい

赤ちゃんは先ほども言ったように、髪の毛がまだまだ細いです。

それに加えて、1日のほとんどを寝て過ごします。

当然、寝癖が付きやすいわけです。

これは、首が座ってしっかりと自分で座れるようになれば寝癖が付くのも減ってきます。

髪の毛の栄養不足

人の体は、全て食べ物から摂取した栄養分でできています。

なので赤ちゃんが食べる食べ物の栄養が不足してしまうと、髪の毛に栄養を及ぼす事があります。

赤ちゃんの天然パーマを治す方法

丸ボウズは絶対にやめて!

これは昔からよく言う噂で

「ボウズにしたらクセ毛が治った!髪質が変わった」

という話があります。

これ、ボウズにした事が原因で変わったわけではありません。

詳しくは「坊主にすると髪質が変わる、太くなる?それは嘘です!」で解説していますので、気になる方は読んでみて下さい!

髪の毛に良い食事を摂る

先ほどの原因の所でも解説したように、髪の毛も体の一部なので、食べ物から摂取した栄養分で作られています。

髪に良い栄養分を摂る事で、髪がしっかりしてきます!

関連記事>>>髪の毛に有効な食べものがリストで掲載されています
      →「髪の毛を伸ばす時に効果的な食べ物は!?そもそも伸びるの!?

髪や頭皮に優しいシャンプーを使う

普段市販でスーパーなどで売っているようなシャンプーは、多くの物が「高級アルコール系」のシャンプーと言ってとても洗浄力の強いシャンプーになっています。

「高級アルコール系」と文字だけ見ると良さそうのなのですが、髪の毛や頭皮には洗浄力が強すぎてあまりよくありません。

ではどういった物を使えばいいのかと言うと「アミノ酸系」のシャンプーです。

髪の毛のたんぱく質はもっと細かく分解すると、全てこの「アミノ酸」から出来ています。

なので髪の毛ととても相性のいいシャンプーになります。

また洗浄力もそれほど高くないので、汚れはしっかりと落としてくれるが頭皮環境をしっかりと整えてくれます。

アミノ酸系のシャンプーの見分け方は…

  • ラウロイルメチルアラニン
  • ココイルグルタミン酸 など

の栄養分が入っているものになります。

すぐに乾かす

髪の毛や頭皮は濡れたままにしておくと、雑菌がわいてしまったりするので良くありません。

更にそのまま寝てしまうと、寝癖によって髪の毛に方が付きやすくなってしまうので、お風呂上りには必ず乾かしてあげるようにしましょう!

関連記事>>>髪の毛を早く乾かす時短術は「美容師が教える髪の毛を乾かすタイミングと時間を短くする時短術」で詳しく解説しています。

天然パーマを生かす髪形

赤ちゃんや子供の天然パーマは、もう何をやっても可愛いです 笑

男の子なら少し伸ばしてクリクリのまま無造作に動かしておくだけで、何とも言えない愛嬌が出ます。

もし親から見てあまり好きじゃなければ、すこし短めにすればクセが自然な動きになって

カッコよくなります。

女の子は伸ばしてそのままでもOKですし、くくったりしても毛先のボリュームが自然に出てくれるので可愛くなります。

前髪のクセが酷い場合は、かわいいピンで留めてあげると前髪が邪魔にならずに本人も喜びます!

まとめ

本記事のまとめ
  • 天然パーマは70~90%の割合で遺伝する。
  • その他の原因
    →髪の毛が細い
    →毛根が曲がっている
    →寝癖が付きやすい
    →栄養不足
  • 天然パーマを治すには
    →ボウズはNG
    →髪の毛に良い食事を摂る
    →髪の毛に優しいシャンプーを使う
    →すぐに乾かす

子供の髪の毛は、親にとってとても気になる部分ですよね!

その子の一生付き合っていかなければいけない物か、と考えれば考えるほど気になってきます。

ただ本記事でも説明したように遺伝であれば、仕方のないものです。

産まれたては直毛であっても、育っていく過程でクセ毛になるかもしれません。

親が気にして子ども自身が「クセ毛は嫌な物なんだ」という認識を与えてしまうより、

かわいいね!という認識で今後クセともうまく付き合っていく方が大切なのではないでしょうか?

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

次の記事>>>「赤ちゃんが髪の毛を引っ張る時の5つの原因とそれぞれの対処方法

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