fa-user「髪の毛がヘアアイロンで真っすぐにならないのは、クセが強いからなの?」
fa-user「ヘアアイロンがなかなか効かない時の、効果的な使い方を教えて!」
本記事では、そう言った疑問に美容師歴10年以上の私「にっしゃん」が分かり易くお答えします!
クセ毛の人がストレートアイロン(ヘアアイロン)の効きが悪い理由は、「クセが強い」と理由の他にざっくり数えるだけで6種類あります。
そして、それぞれの要因によって対処方法が違うので要注意です。
本記事では
- ストレートアイロンが効きが悪い理由
- ストレートアイロンの効きが悪い時に試したい対処方法
を、分かり易く解説していきます!
まずはストレートアイロンの効きが悪い理由から解説していきます!
ストレートアイロンが効かない(効きが悪い)理由
まず、ストレートアイロンの効きが悪くなる要因を6つ解説していきます。
クセが強すぎる
皆さんもまず一番に疑うのが、この「クセが強すぎるの?」ということ。
当然クセが強いとストレートアイロンのパワーが負けてしまい、クセが伸びにくくなってしまいます。
クセの種類によって、「縮毛」と呼ばれるような縮れるようなクセをお持ちの方はストレートアイロンをしても効きが悪い傾向にあります。
挟む毛束が多い(太い)
ストレートアイロン1回に挟む髪の毛の束が太すぎる場合、持っている毛束の中の方まで熱が浸透しなくなり真っすぐな癖を付けれなくなってしまいます。
また
- 髪の毛の量が多い人
- 髪の毛1本1本が太い人
は、持っている毛束が太く(分厚く)なり易いため中まで熱が浸透しにくくなります。
髪の毛が熱い状態で触っている
ストレートアイロンを入れた後に「すぐ」髪の毛に触っていませんか?
髪の毛は、熱せられて冷める時に形が付くという習性があります。
なのですぐに触るとせっかく真っすぐ伸びようとしている所の邪魔をしてしまう為、良くありません。
逆に、変な型が付きやすくなってしまいます。
髪の毛のダメージ
髪の毛がダメージしていると髪の中がスカスカな状態になっており、ストレートアイロンで伸ばした真っすぐな癖を保つ事ができずにすぐにクセが出てしまいます。
過度なカラーやパーマによる薬剤ダメージに加え、毎日の高温のアイロンやコテの使用も髪の毛をダメージさせてしまう原因です。
因みに私オススメの傷みにくいストレートアイロンは「水分が飛ばないリファビューテックストレートアイロンを美容師が評価」でご紹介しているリファのストレートアイロンです。
カットが悪い
美容師目線で見ていると、この「カットが悪い」結構多いです。
具体的には2点、クセが出やすくなるカットがあります。
- すき過ぎている(髪の表面をすかれている)
- レイヤーがかなり入ってしまっている
この2つは、クセがかなり出やすくなるカットになります。
どういったオーダーの時に起こり易いのかと言うと、「軽くしたい時」!
髪の毛が重たいから軽くしたい!は分かるのですが、しっかりリスクも考えないと大変な事になります。
「髪を軽くする」を言い換えると
軽くする→動きやすくなる→クセが出やすくなる
言い方は違っても、やってることは同じなんですね…
なので担当の美容師さんに伝える時も、クセが出にくいようにしたいという事をしっかりと伝えておかないとこういった失敗を招く事になります。
濡れた状態で使っている
髪の毛は濡れると髪の毛の形を作っている結合が切れるために、髪の毛のクセが出やすくなります。
髪の毛が濡れたままストレートアイロンを使っているという人は、クセが出やすくなっている髪の毛にストレートを入れているのでクセが伸びにくいのです。
しっかりと乾かしてからストレートアイロンを使う事で、髪の毛の切れてしまっている結合を元に戻して真っすぐにする事ができるので綺麗なストレートが長持ちします。
また濡れたままストレートアイロンを使うと髪の毛のダメージにも繋がるので、必ず乾いた状態の髪の毛に使う様にしましょう。
関連記事>>>髪の毛が濡れたままストレートアイロンをした時の危険性は「濡れたままストレートアイロンすると危険!髪が傷まない方法5選」で詳しく解説しています。
ストレートアイロンの効きが悪い時の対処方法
自分が「出来ていないなー」と感じる所を試してもらうだけで、ストレートアイロンの効きが良くなるので試してみて下さい!
挟む毛束を少なめにする
挟む毛束をいつもよりも少なめにしてみましょう。
毛量にもよるのですが、いつも4~5センチ幅で髪の毛の束を取ってアイロンをしているという人は、2~3㎝幅で少し減らしてみる。
サイド(耳より前)の髪の毛をいつもストレートにするとき2分割くらいで使っているという人は、3分割にしてみる等いつもよりも少し減らしてみる程度で変わるはずです。
因みにここまではしなくてもよいのですが、クセをしっかりと伸ばしたい縮毛矯正のストレートアイロンは1センチ幅で細かく伸ばしていきます。
関連記事>>>「縮毛矯正に掛かる時間はどれくらい?傷ませないための11の工程」
しっかりと乾かしてから使う
前の項目で説明したように、髪の毛をしっかりと乾かした状態でストレートアイロンを使うようにしましょう。
ストレートアイロンによっては、濡れた髪や半乾きの髪の毛に使っても大丈夫とされてるものもあるのですが大きな間違いです!!!
髪も傷むしクセも伸びない、全く良い事が無いので絶対にやめておきましょう!
ストレートアイロンを使った後にすぐ髪に触らない
ストレートアイロンを使った場所には、冷めるまで手グシを通したり触ったりしない様にしましょう。
クシを通すのも摩擦が起きてキューティクルが剥がれる原因になるので、あまりよくありません。
ストレートアイロンを使った後の毛束は最低5~10秒ほど触らない様に冷ましましょう。
ダメージ補修する
髪の毛を綺麗にする事で、ストレートアイロンの形が付きやすい下地を作ります。
普段のヘアケアで気を付けたい部分は
- インバストリートメント、アウトバストリートメントをする
- 髪の毛を濡れたまま放置しない(すぐに乾かす)
- ヘアアイロン(コテ含む)の温度を高温にし過ぎない
といった部分に気を付けましょう!
髪の毛を美髪にする方法のまとめは「『美髪の作り方』現役トップスタイリストが教える実践法のまとめ」にまとめています。
関連記事>>>ストレートアイロンの温度は「【ヘアアイロンの最適温度】傷ませるとクセ毛が収まらなくなる?」をご参考下さい。
美容師さんにしっかりと伝えてカットしてもらう
その美容師さんにもよりますが、大抵の美容師さんなら「クセが出にくいようにすいて下さい」とか「まとまりが良くなるようにして下さい」といえばしっかりと解決策を考えてくれます。
軽くしたい場合でもクセが気になる場合は、必ずクセが気になるという事を伝ええるようにしましょう。
ただしカットでは直接的なクセが変わるわけでは無いので、限界があります。
そんな時は、次の項目のストレート系のメニューを試すのがオススメです。
ストレートパーマをする
ストレートパーマをする事で、ストレートパーマ+ストレートアイロンの相乗効果でストレートアイロンの持ちを良くする事が出来ます。
ここでオススメなストレートのメニューが、「縮毛矯正以外のストレート」です。
今回はあくまでもストレートアイロンをする前提なので、縮毛矯正をするとストレートアイロンをする必要が無くなるのと、髪の毛のダメージが出過ぎてしまうので「縮毛矯正以外のストレートメニュー+ストレートアイロン」をおすすめします。
では具体的に縮毛矯正以外のストレートメニューとは、どういった物があるのでしょうか?
- ストレート
- ヘアチューニング
といった大体2種類になります。
私のオススメは断然「ヘアチューニング」です。
ストレートとは、縮毛矯正の間で入れるストレートアイロンの工程をなくしたもので縮毛矯正よりは簡単なものになります。
ヘアチューニングは、お店によって少し呼び名が違ったり取り扱っていないお店もあるのですが、ストレートの薬剤よりさらに優しいものを使用する事でダメージを少なくしたものになります。
メリットとして
- 時間が短い
- 値段が安い
という点で人気があります。
ただしデメリットもあります。それは…
- クセの伸びが弱いので真っすぐなストレートを求める人には、物足りない
という点ですが、今回はストレートアイロンを持たせるという事が目的なのでこの辺りのデメリットは大丈夫でしょう。
>>>ヘアチューニングのメニューについては「【梅雨対策】クセ毛が伸びると最近話題の「ヘアチューニング」は効果がない!?」で詳しく解説していますので是非、ご参考下さい!
まとめ
- ストレートアイロンが効かない理由
→クセが強すぎる
→挟む毛束が多い(太い)
→髪の毛が熱い状態でさわっている
→髪の毛のダメージ
→カットが悪い
→濡れた状態で使っている - ストレートアイロンの効きが悪い時の対処方法
→挟む毛束を少なめにする
→しっかりと乾かしてから使う
→ストレートアイロンを使った後にすぐに触らない
→ダメージ補修をする
→美容師さんに伝える
→ストレートパーマをする
この記事をここまで読んで下さったあなたは、毎日のストレートアイロンの効きが悪くなってきていたり、期待してストレートアイロンを買ってみたけど思っていたよりも効きが悪い、そう感じているはずです。
そんなあなたに、ストレートアイロンがだめだ!と思わずに今回ご紹介した内容を一度試してみて下さい!!
きっとストレートアイロンでサラサラな艶髪が楽しめるはずです!
是非クセ毛で悩む人の参考になればと思います!!