fa-user「クセ毛が嫌なんだけど、どうすれば上手にセットできるの?」
fa-user「クセを生かす方法や伸ばすコツを教えて!」
本記事ではそういったお悩みに、美容師歴10年以上の私「にっしゃん」が詳しくお答えします!
日本人の約70~80%の人がクセ毛と言われており、日本ではとてもたくさんの人がこの「クセ毛」に悩まされています。
当然、私のもとにクセ毛に関する質問をたくさん頂きます!
クセ毛をうまく扱うコツの結論から言うと
- 乾かしだすタイミング
- 乾かす時のドライヤーの風の向き
- 乾かす時の髪の毛の引っ張り具合
この3点がかなり需要になってきます。
本記事では
- クセ毛を乾かす時の重要ポイント
- クセ毛を伸ばして乾かす時の手順
- クセ毛を生かして乾かす時の手順
- クセ毛の人がしてはいけないNG行動
を出来るだけ分かり易く解説していますので、是非読んで参考にして下さい!
関連記事>>>クセ毛の雨の人お手入れ方法「雨の日に髪の毛が広がらないようにする7つのポイント」で解説しています。
くせ毛を乾かす時の3つの最重要ポイント
冒頭でもお話しした通り、クセ毛をうまく扱うコツは
- 乾かしだすタイミング
- 乾かす時のドライヤーの風の向き
- 乾かす時の髪の毛の引っ張り具合
この3つがかなり重要になります。
一つづつ解説していきます。
乾かしだすタイミング
髪の毛を乾かすのはお風呂上りすぐ?
それとも、タオルで包んでおいて時間が経ってから?
正解は「お風呂上りにすぐに乾かすようにしましょう!」
髪の毛は、髪の毛の形を作っている結合「水素結合」という結合が、濡れると切れる性質を持っています。
そしてこの「水素結合」は乾くと、また元の形に戻ろうとして再度結合が繋がります。
お風呂上りに少し時間を置いてしまって、髪の毛が少し乾いた状態になってしまうともともとのクセ毛が出た状態で髪の毛の結合がくっついてしまっているので、どう頑張ってもうまくクセ毛を扱う事ができなくなってしまいます。
なので出来る限り髪の毛は濡れている時間を短く!お風呂上りにすぐに乾かすようにしましょう。
乾かす時のドライヤーの風の向き
髪の毛を乾かす時は出来るだけ、髪の毛の根元から毛先に向けてドライヤーの風を当てるようにしましょう。
これはクセ毛ではない人にも当てはまるのですが、こうする事で髪の毛の表面のキューティクルを綺麗に閉じて、艶のあるまとまりが出たヘアスタイルへと乾かす事が出来ます。
逆に毛先方向から根元に向けてドライヤーの風を当ててしまうと、キューティクルが逆立ってしまい髪の毛がバサバサとした印象になるだけでなく、髪同士が引っかかってしまいまとまりが付かないヘアスタイルになってしまいます。
なのでドライヤーでクセ毛を乾かす時は、根元から毛先に向けてドライヤーをかけるようにしましょう。
乾かす時の髪の毛の引っ張り具合
これはクセ毛を乾かす上で最も重要なポイントになります。
先ほども伝えたように、髪の毛は乾かす段階で「水素結合」という形作っている結合を再度結びなおしています。
この結びなおす段階で、髪の毛を引っ張って結びなおすのか、クセ毛を前回に出して結びなおすのかで大きく仕上がりに違いが出てきます。
当然引っ張って乾かすとクセ毛が伸びた状態で乾き、クセ毛を引っ張らない様に優しく握りながら乾かすとクセ毛を生かしたフワフワな仕上がりになります。
【手順解説】どういう仕上がりにするかで乾かし方を変える
ここからは、クセ毛の仕上がりごとの乾かし方の手順を解説していきます。
クセを伸ばしながら乾かしたい場合
上の項目でもお伝えしたように、クセ毛を伸ばしながら乾かしたい場合髪の毛を引っ張りながら乾かすのがかなり重要になってきます。
- 根元を起こすように乾かす
- 根元が乾いて、中間~毛先がまだ湿っている事を確認したら毛先をもとの落ちる位置におろして下に引っ張りながら乾かす
(この時に、乾いてきたら引っ張ったまま温風を外して数秒冷ますとクセがしっかりと伸びます) - 前髪等のしっかりクセを伸ばしたい箇所は、人差し指と中指の間で髪の毛を挟みこんでドライヤーの温風を当てる
(同様で温めてから引っ張ったまま冷ましましょう) - 全体がクセが伸びて乾いてきたら、クセで広がってしまう部分を手の平で抑えながら温風を当てる
- 手の平で抑えたままでドライヤーの風を止めて、5秒ほど「抑えたまま」冷ます
- 最後に冷風を全体に根元から毛先にかけてあてる
ここでは冷風の使い方がかなり重要となります。
くせを伸ばして乾かす基本は
引っ張りながら温風→引っ張ったまま冷ます
の手順で伸びる事を覚えておきましょう!
また、さらにしっかりとクセ毛を伸ばしたい場合はこの乾いた状態でストレートアイロンを入れます。
ドライヤーでしっかりとクセを伸ばした後なので、ストレートアイロンも格段に楽に伸ばせるようになります。
因みに私がオススメするストレートアイロンは「水分が飛ばないリファビューテックストレートアイロンを美容師が評価」で紹介している「リファのストレートアイロン」になります!
水分が飛ばないので他のストレートアイロンよりも抜群にサラサラストレートになります!!
クセを生かしながら乾かしたい場合
くせを生かしながら乾かす場合、引っ張りながら乾かすのはNGとなります。
- 根元を起こしながら根元を乾かす
- 根元が乾いたら、中間~毛先をクセを伸ばさない様に軽く握りながら乾かす
・外ハネにしたい場合
襟足の髪の毛が外に向くように軽く指の間で挟みながら握りこんでドライヤーをあてる
・パーマの様なふわふわしたS字カールにしたい場合
下から軽く持ち上げるように髪の毛を優しく握りこんでドライヤーをあてる
また、少しくせを伸ばし気味に生かしたい場合は手グシを通すように少し引っ張りながら乾かすと、もとのクセ毛よりはゆるいパーマの様な仕上がりになります。 - 全体が乾いたら、パサつきにくいようにオイルを少しつけておく
クセ毛をそのまま出すとなると、毛先がかなり乾燥しやすくなってパサパサ見えてしまう事が多いので最後にオイルなどのアウトバストリートメントを付けておくことで、乾燥を防ぐことができます。
クセ毛を乾かす時の3つのNG行動
クセ毛の人には、絶対にやってはいけない3つの行動があります。
すぐに乾かさない
これまでの項目でも解説しましたが、お風呂上りにすぐに乾かさないと乾いてクセの形に水素結合が結び付いてしまう為クセが取れなくなってしまいます。
クセ毛を伸ばしながら乾かす場合もクセ毛を生かしながら乾かす場合も意図しないクセが付いてしまう前にしっかりと乾かすように心がけましょう。
夜に半乾きで寝てしまう
髪の毛が半乾きの状態で寝てしまうと、しっかりと髪の毛の形が付ききっていない状態なので枕や布団で変に形が付いて乾いてしまいます。
寝ていると多少の寝癖が付くのは仕方がないですが、少しでも濡れていると朝の寝癖がかなりついてしまいどうしようもない状態になってしまいます。
なので寝る前にはしっかりと乾かして水分を飛ばして寝る事で、次の日の朝のお手入れが格段に楽になります。
乾かす最初から最後まで下からドライヤーをあてている
先ほどの手順で「初めに根元を起こすように乾かす」ことをお伝えしたのですが、これも最後まで下からドライヤーをあててしまうとクセが広がり過ぎて収拾がつかなくなります。
特に前髪などは下から乾かすとかなり浮きやすくなってしまうので注意が必要です。
また、下からずっとドライヤーをあてているとキューティクルに逆らって乾かしている事になるので、しあがりも当然バサバサとしたまとまりのないものになってしまいます。
根元が乾いたら必ず上から下に向けて髪の毛を乾かすようにしましょう。
これを気を付けるだけで、かなりやり易くなりますよ!!
まとめ
- クセ毛を乾かす時の3つのポイント
→乾かしだすタイミング…お風呂上りにすぐ乾かす
→乾かすドライヤーの向き…根元から毛先に向けて風を当てる事でまとまりが良くなる
→髪の毛の引っ張り具合…クセを伸ばす場合は引っ張りながら、活かす場合は軽く握りながら - クセ毛を乾かす時のNG行動
→すぐに乾かさない
→夜に半乾きで寝てしまう
→乾かす最初から最後まで下から乾かす
くせ毛で悩んでいる人は本当に多いです!!
この記事でもご紹介したように、自分がどんな感じでクセ毛を仕上げたいかによって乾かし方の扱いが変わってきます。
何度も言いますが、髪の毛が乾くタイミングで髪の毛がどんな形になっているのか?で乾いた時のクセ毛の形が決まってきます。
私自身もクセ毛でとても悩んでいたため、この記事の乾かし方が少しでもそういった方の参考になれば幸いです!
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