fa-user「雨の日に髪の毛が広がってしまうのは、クセ毛だから?クセ毛以外の原因なんてあるの?」
fa-user「雨の日に髪の毛の収まりを良くするには、どうすればいいの?」
そういった疑問に、ヘアケアマイスターの資格を持つ私「にっしゃん」がお答えしていきます!
雨の日に髪の毛が広がってしまう原因として何が原因だと思いますか?
と、思ったあなた!勿論間違いではありません。
しかし、僕が美容師をしている中で意外と多い「ダメージによる広がり」とその対策方法を本記事でまとめさせて頂きました。
この記事を読むと梅雨に向けての対策もばっちりできますので、是非読んでみて下さい。
>>>そもそものクセ毛の原因が気になるという人は「【美容師解説】クセ毛になる7つの原因と6つの対処方法」で詳しく解説しています。
髪の毛が雨の日に広がってしまう原因は『痛み』にある。
髪の毛は、日々何かしらの影響でダメージを受けています。
例えば
- 外出時の紫外線によるダメージ
- ドライヤーの熱によるダメージ
- コテやストレートアイロンの熱によるダメージ
- カラーやパーマなどの薬剤によるダメージ
- 手グシやブラシでのコーミングによる摩擦のダメージ
- 寝ている時の枕や布団と擦れることでの摩擦のダメージ
など、挙げだすときりがないのです。
そしてどんな髪の毛でもダメージを受ける事で、髪の毛の周りにあるバリア機能である【キューティクル】が剥がれ落ちてしまいます。
この【キューティクル】は基本的に一度剥がれてしまうと元に戻らないのです。
キューティクルが剥がれると髪の内部でどういった事が起こるかと言うと、
- キューティクルが剥がれる。
- 剥がれた部分から髪の内部の水分や栄養分が流れ出て行ってしまう。(毛髪内部がスカスカになる)
- 乾燥した毛先になってしまうので、空気中の水分を取り込もうとする。
- 水分をランダムに含んでしまう事により色々な部分が膨張してしまいうねりや広がりに繋がる。
という流れで、髪の毛が広がりやすい髪の毛になってしまいます。
関連記事>>>ヘアアイロンを常に使っているクセ毛の人には「【ヘアアイロンの最適温度】傷ませるとクセ毛が収まらなくなる?」でヘアアイロンの最適温度などを解説しています。
では、どうすれば広がらなくなるのかという事を次の項目にまとめています。
髪の毛の痛みによって広がってしまう場合の対処方法
サロントリートメントをする。
そう思ってる人も多いはず。実際に私もよくお客様から言われたりします。
しかし、美容室によっても扱っているトリートメントは違いますが『必ず』髪の毛にとっての有効成分が山ほど入っています。
先ほども説明したように、一度剥がれ落ちたキューティクルは戻る事はありません!
カラーやパーマなどの薬剤を使った直後は勿論。広がりで悩む方はサロンでトリートメントを日々する事で毛髪内部が潤った状態になります。
そうする事で、髪の毛が空気中の水分を求める事が無くなり広がりにくい髪質改善へと繋がります。
関連記事>>>「【美容師直伝】トリートメントをクシでとかすと3倍効果が出る!」
洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)を使う。
最近では洗い流さないトリートメントを使っている人はかなり多くなってきた印象です。
こちらも、髪の毛の乾燥をさせないというのが目的です。
使い方は、基本的にお風呂上がりの濡れた髪の毛をタオルドライしてからドライヤーを使う前に髪の毛の中間~毛先にかけて全体的に付けます。
ものによっては少しつけるだけでもかなり重たくなるものもありますので、好みと髪質に合わせて付ける量を調節しましょう。
因みに、私のお勧めはリケラミストです。
こちらはミストタイプのトリートメントになります。
美容室でカラーの前に髪が傷まない様に振ってから施術に入ったりするくらい、かなり栄養分のしっかりと入ったトリートメントです。
さらに髪のスカスカになった内部にCMCという水分の通り道を作ってくれるので、内部に水分を留める事が出来ない位に傷んでしまった髪の毛でもしっかりと内部に水分を保ってくれます。
>>>髪質別にあったアウトバストリートメントの選び方は「【ヘアケア】失敗しないアウトバストリートメントの選び方講座」で解説しています。
市販のシャンプー剤はやめる。
市販のシャンプー剤はやめましょう。
理由としては洗浄力がかなり高いです。
一見、良い所なんじゃないの?と思うかもしれませんが髪の毛にとっては恐ろしい事なのです。
洗浄力が強すぎるという事は、髪の毛の汚れなどは勿論保湿の為の必要な皮脂であったり水分などを根こそぎ持って行ってしまいます。
そうなると勿論髪の毛はパサパサになるし、乾燥して雨の日には最悪。という結果になってしまいます。
そうならないためにも、市販で売っているシャンプー剤はやめて少し高くても美容室で扱っているようなシャンプー剤を使うようにしましょう。
関連記事>>>「【抜け毛・薄毛予防】美容師が教える正しいシャンプーのやり方5step」
ヘアオイルをつける。
これは洗い流さないトリートメントに似ているのですが、しっとりとしたトリートメントを乾いた髪や仕上げにつける事で毛髪内部にしっかりと水分を保つ事で広がらない様にする方法です。
オススメのアイテムは、今SNSではお馴染みのN.ポリッシュオイル(エヌドットポリッシュオイル)です。
毛先に付けることで今はやりの濡れ髪の様な質感を出す事が出来ます。
もちろん保湿効果は抜群で、それに加えお肌にも優しい成分を使用してることにより全身に使えるオイルとなっています。
注意点としては少し重ためなオイルなので、ペタッとしやすい人が髪の毛につけすぎるとかなりボリュームがダウンしてしまうので使用量には注意が必要です。
癖毛が原因で広がってしまう場合は?
ここからは、ダメージではなくクセが原因で広がってしまう場合の対処法もお伝えします。
縮毛矯正をする
かなりクセが強い方の救世主となるメニューです。
薬剤と熱の力を使ってしっかりとクセ毛を毛髪内部から伸ばす事が出来るので、一度当ててしまえば数か月楽な状態が続きます。
ただし、デメリットとして
- かなり真っすぐになる。
- あてた部分は半永久的に残るので、無くなるまでパーマ等が当てられない。
- かなり傷む。(健康な状態の髪に当てても一気にダメージレベルはマックスです)
- 時間とお金がかかる。(時間は大体3時間ほど。料金はお店によって違いますが僕のお店では16,000円ほどします)
といったデメリットが挙げられます。
あてようかなとお考えの方は下のチューニングもよく読んで、よく考えてから決めて下さいね。
関連記事>>>縮毛矯正を選ぶ場合に持ちを良くする方法は「美容師が教える縮毛矯正の持ちを良くする6つの方法」で、縮毛矯正にどれくらいの時間が掛かるの?といった疑問は「縮毛矯正に掛かる時間はどれくらい?傷ませないための11の工程」で詳しく解説しています。
ヘアチューニングをする
そもそもヘアチューニングとは何かというと、弱いストレート剤でする簡単なストレートパーマです。
メリットは
- 優しいお薬なので髪の毛が傷みにくい。
- アイロンを入れないので真っすぐなり過ぎない。(自然なストレートになる)
- 時間が早い。(カラーと一緒なら+30分でできます)
- 料金が安い(3,000円前後でしているお店が多いようです)
デメリットとしては
- 縮毛矯正の様な真っすぐ感を想像していると、物足りなく感じる。
- 持ちもパーマ等と同じようにかけた日から少しづつ取れてくるのでクセが強い人だと早く取れる可能性がある。
- 少し匂いが残る。(これはどのパーマでも言えることかもしれません)
以上がヘアチューニングのメリット、デメリットになります。
僕は上記を踏まえて悩んでる方がいるとすれば一度ヘアチューニングをお勧めします。
理由としては価格が安いので一度試してもらいやすい事と、それで大丈夫であれば髪の毛が傷まずに収まるからです。
>>>ヘアチューニングを詳しく解説した記事は「【梅雨対策】クセ毛が伸びると最近話題の「ヘアチューニング」は効果がない!?」で解説しています。
コテ・ストレートアイロンを使用する。
こちらは仕上げで熱の力を利用して収まりを良くするというもので、少し自分自身の技術力も求められます。
ストレートアイロンは、クセで広がるのが嫌な方であれば持っている方も多いとは思います。
ただお客様のお声で多いのが「しっかりと伸ばしたいので180度の高温で使用しています。」というもの。
絶対にダメです!
髪の毛が焼けてしまい、キューティクルの剥離の原因になるので、更なるパサつきやうねりを引き起こします。そうなると、もう切るしか解決策はなくなってしまいます。140度から160度くらいで伸ばすようにしましょう。
コテはストレートアイロンとは対照に、クルクル巻いてクセを分からなくしてしまおう!というもの。
ただこれも、巻き方の注意点があります。
それは広がる人ほどコテを立て向きにして、縦カールで巻くという事です。横にして巻くと広がる人の場合更に広がってしまうので注意してください。
こちらもストレートアイロン同様に温度は140度から160度です。
>>>ヘアアイロンの最適な温度は「【ヘアアイロンの最適温度】傷ませるとクセ毛が収まらなくなる?」でまとめています。
>>>美容師オススメのストレートアイロンを知りたいという人は「水分が飛ばないリファビューテックストレートアイロンを美容師が評価」でご紹介しているリファのストレートアイロンがかなりお勧めです!
まとめ
- 雨の日に髪の毛が広がってしまうのは、髪の毛のダメージに原因があります
- ダメージで広がる時の対処方法
→サロントリートメントをする
→アウトバストリートメントを使う
→市販のシャンプー剤はやめる
→ヘアオイルを使う - クセが原因で広がってしまう時の対処方法
→縮毛矯正をする
→ヘアチューニングをする
→ストレートアイロン、コテを使う
上記を気を付けて頂く事で毎日少しづつ髪質が改善されていきます。
やはり髪質は日々綺麗にしておくといざという時にも綺麗にまとまってくれます。
これは強く言います。必ずです。
日々のケアから美容室で出来るケアや、改善策まで載せていますので参考にしてみて下さいね。