普段のお客様のカットのオーダーの中で、特に多いのが
「ギリギリ結べるくらいでカットしてください」
というオーダー。
- スッキリさせたいけど、アレンジも楽しみたい
- 朝セットするのが簡単になる様に、結べる長さが欲しい
といった理由が大半を占めています。
では、
- 結べるギリギリとはいったいどのくらいの長さなのでしょうか?
- それ以上に短くしてしまうとどうなるのでしょうか?
といった疑問に関西でトップスタイリストを務める私「にっしゃん」が、お答えしていきます!
是非、最後まで読んでみて下さい。
- 結べるギリギリの長さとは?
- ヘアースタイルごとの結べるギリギリの長さ
- 結べる長さよりも短くした場合の後れ毛の対処方法
>>>髪の毛の段が付き過ぎてしまってやり難いという人は「髪の毛の段をなくす2つの方法/段をなくすと髪がまとまるようになる」で段をなくす方法を解説しています。
>>>最近良いことないし運気を変えたい、という人は「髪の毛をバッサリ切ると運気が上がる?切る長さでやり難くなります!」で解説しています!
どの程度結べればいいかによって変わる
結びたいという基準は、人それぞれです。
- 横の髪の毛も結びたい。
- 後ろが少し結べればいい。
- 前髪も全て結びたい。
- ハーフアップが出来ればいい。
- 結んだ時の毛先の長さが、ある程度欲しい。
横の髪の毛も結びたい場合は、基本的に鎖骨まで長さが要ります。
後ろが少し結べればいいのであれば、肩上のボブでも結べてしまいますし、逆にハーフアップでもよければサイドの長さを残して襟足を短くする前下がりのボブにしてしまっても結べてしまいます。
次の項目では、そんなスタイルごとに合わせてどの部分にどれくらいの長さがいるの?という事を解説していきます。
頭のどの位置で結ぶかによって変わる
髪の毛を一つくくりにする場合、
- 頭のどの位置で髪の毛をくくるか?
- くくる位置から、一番遠い髪の毛はどこの毛か?
この2点がとても重要になってきます。
【ポニーテール】
王道の首の後ろで結ぶ場合
普段のアレンジで、一番よくする結び方です。
首の後ろで結ぶ場合、一番遠い部分の髪の毛というのは「もみあげ~顔周りにかけて生えている髪の毛」になります。
この部分の髪の毛が、さこつ位まであればひとつに結ぶ事が出来ます。
後頭部の真ん中あたりで結ぶ場合
これも首の後ろで結ぶ場合と同様、「もみあげ~顔周りにかけて生えている髪の毛」が一番結ぶ一から遠い髪の毛となります。
鎖骨程度の長さが必要になります。
つむじ周りで結ぶ場合
つむじ周りになると一番遠い場所が、「もみあげの髪の毛」と「襟足の髪の毛」になってきます。
この両方の場所の長さが、鎖骨までの長さが必要になります。
逆に、頭頂部の髪の毛は結ぶ一から一番近い髪の毛なの頭頂部にレイヤーを入れた、ふんわりとした軽いスタイルでも1つに結ぶことができます。
【サイドアップ】
片方のサイドに集めて結ぶ場合です。
片方に集めて結ぶ場合は、結ぶ方と逆のサイドの「もみあげ~顔周りにかけて生えている髪の毛」の長さが必要になります。
耳後ろの場合
鎖骨下くらいまでの長さが、必要になります。
耳上もしくは耳より前の場合
鎖骨より3㎝ほど下の長さが必要になります。
【ツインテール】
2か所を結ぶアレンジで、基本的には左右が対象になる様に括ります。
耳後ろ又は、首後ろで結ぶ場合
「もみあげ~顔周りにかけて生えている髪の毛」の長さが必要です。
長さは鎖骨程度あれば結ぶことができます。
ハチ周り(高い位置)で結ぶ場合
「襟足の髪の毛」の長さが必要になります。
これも鎖骨程度あれば、一つに結べるくらいの長さが確保できます。
【ハーフアップ】
耳上から半分を一つに結ぶアレンジです。
後頭部の真ん中で結ぶ場合
基本的にハーフアップは、後頭部の真ん中で結ぶことが殆どになります。
この場合、「サイドのもみあげの髪の毛」の長さが必要になります。
長さは肩に付く位あれば結べます。
それよりも短く切りたい場合は?パラパラでる髪の対処法
アレンジをしたいけど、せっかく髪の毛を切りに行くんだからスッキリさせたい!
そう思う方も多いですよね?
でも、短くしてしまうと結べなくなってしまう。
結べないと嫌なんだ!という葛藤もあります。
そんな時は以下の方法を使う事で、ストレスなくアレンジを楽しめます!
- パラパラ出てくるサイドの髪の毛を、耳にかける。
- 耳後ろ辺りに、ピンで留めておく。
- スタイリング剤を使って固定する。
耳掛けをする。
長さが足りなくて、パラパラと髪の毛が出てきてしまうという人は、基本的にはサイドの長さが足りない場合が殆どです。
その顔にかかってきて邪魔な髪の毛を、耳にかける事で顔にかからなくします。
ただし動くとすぐに落ちてきてしまう為に、その都度かけ直す事が必要になります。
ピンで留めておく
落ちてくる髪の毛を、ピンで留めるのも有効です。
オシャレなヘアアクセサリーやヘアピンなども沢山出ているので、それらを使う事でより個性が出て可愛い今風のスタイルになります。
ただし1日ピンで留めておくと、髪の毛が引っ張れて頭皮が痛くなってきます。
なので、長時間のアレンジは辛く感じてしまう事も…。
スタイリング剤で留める
ワックスやヘアスプレー等のスタイリング剤で落ちてくる髪の毛を、留めてしまいます。
ハードタイプのスプレーであれば、朝付けておくと夜まで持ちます!
ただし、スタイリング剤は洗うと落ちるように水溶性なものが殆どの為、汗に弱いです。
激しい運動には要注意!
オススメはスプレーを使うと1日後れ毛が出てこずストレスフリーに!
3つの対策のうち1番のオススメは
スタイリング剤(ヘアスプレー)を使って留める事
理由は単純で、他の2点は対策をした後に何かストレスに感じる事が生じてしまうという事。
その点ヘアスプレーでパラパラ出てくる髪の毛を留めた場合、汗や雨などで流れてしまわない限り1日何もストレスなくキープしてくれます。
なので1番のオススメは「ヘアスプレー」を使う事なんです!
では次の項目では「どんなスプレーを使えばいいの?」といった疑問にお答えしていきます。
オススメのアレンジした時に使えるヘアスプレーランキング
【ミルボン】ニゼル ステイフォグ
筆者も愛用中なのですが、まず朝しっかりとふっておけば夜まで崩れません!
そして他のスプレーでよくあるのが、付け過ぎてしまうと白い粉のような物が付いてしまうのですが、このステイフォグだと粒子がかなり細かく出るので成分がだまだまになって粉化してくれるのを防いでくれます。
そのため、しっかりと髪の毛を留めてキープしたい時には、打って付けのヘアスプレーになります!
勿論ショートスタイルのキープにも使えるし、前髪をふんわり巻いてキープしたい時等にも使えます。
ただし、スプレーをしてからクシなどで梳いてしまうと白い粉になってしまうので、スプレーしてからはクシで梳かない様にしましょう。
【アリミノ】スパイスシャワー フリーズ
出てくる後れ毛をしっかりと留めてくれるのは勿論、上の蓋を捻じると蓋の真ん中からスプレーの吹き出し口がポコッと出てくる使用なので、鞄の中に入れていても誤噴射せずいつでも使いたいタイミングで使う事が出来ます。
鞄の中に一つ忍ばせておくと、かなり心強いハード系のヘアスプレーになります。
大抵のスプレーは、蓋が独立して外れてしまうので、鞄の中で荷物にあたり噴射してしまうと鞄の中がベタベタになってしまいます。
なので出かける先で汗をかきそうとか、大事な面接があるから髪の毛を綺麗にしていきたい等のフォーマルな場面でもオススメです!
【ルベル】トリエ スプレー10
適度なセット力なので、アップスタイルにはもちろん、下ろして巻き髪やショートスタイルのキープにも使いやすいセット力となっています。
しっかりと留めたい場合は、少し多めにスプレーしましょう。
するとしっかりとキープもしてくれます!
甘い良い香りがするのも◎。
ダントツ人気のミルボン ニゼル ステイフォグの詳細
値段
定価が1,600円(税別)
楽天で最安値だと1,000円(税別)です。
容量
175g
使用感
かなり粒子が細かく、付けてもムラになりにくいので使いやすいと評判のハードスプレーです。
容量は平均的な大きさで、値段は他の物に比べてやや高いですが、
その分持ちが良いので中途半端なスプレーでたくさん使わないと固まらないのであれば
ステイフォグを使えば、少量で固める事が出来ます!
かなり前から出ている商品ではありますが、私が働いているお店でもファンが多く
全国的にもかなり人気の商品なので新商品が出たとしてもその根強さから
なかなか廃盤にならない位人気のスプレー!
お客様の中にも、ステイフォグ信者が多数います!
使い方としては、普通のスプレーと同じ。
コテで巻いた後や、ワックスを付けて形を整えた後に
髪の毛から20センチほど離して全体に吹きかけます。
そうすると1日しっかりとキープしてくれます!
ただ、かなりパリッとした質感になるので
ロングの人だとエアリーな動きが無くなってしまうため
結ぶ時やアレンジの時以外は少量で使うといいでしょう。
ニゼル ステイフォグの口コミ
白い粉も出ないし、艶が出てキープ力も文句なしです。
髪も傷まないし、大変満足しています!
香りがソフトなため、香り好きな人にはやや物足りないかも。でも今までのスプレーで持続力が無かったりパサパサした粉が出たりという問題は全てクリアできました!
大変満足しています!
ステイフォグの口コミを調べると
- セット力
- 持続力
- 粉が出ない
- 長年愛用している
といったものが殆どです。
私もその一人なのですが、かなりのリピーターがいるようですね!
まとめ
ぎりぎり結べる長さの基準は、
「鎖骨前後の長さ」
これを基準にしっかりと結べた方が良いのであれば、鎖骨より少し長め。
少しパラパラ後れ毛が出ても良いので、短さ重視で短く切りたい人には肩くらいまでの長さがオススメです。
ただし、その場合だと必ず後れ毛が煩わしく感じると思うので、なにか対策を知っておくとストレスなく過ごせます!
何度も言いますが、お勧めはヘアスプレーを振っておく事です!
そして逆に、伸ばして結びたい!という人はこちらの記事をご覧ください!