季節の変わり目であったり、そうでなくとも
「最近抜け毛が増えたなー。。。」
と感じらるあなた!
その原因は遺伝だから仕方ないなー。と諦めてしまってはいませんか?
実は遺伝以外にも、私生活の中に大きな原因と対策があるのです。
是非最後まで読んで頂けると幸いです。
そもそも抜け毛ってどれくらいが普通なの?
人間の毛髪の抜け毛は、通常1日に70本~100本程度抜けるとされています。
この数、意外と多くないですか?
僕がお客様にお伝えしても大抵の人が
「そんなに抜けてるんだー!」
という感想です。
人間の毛髪は、平均して10万本生えています。その中で多くても1日に100本抜けたとしても、全体の中では0.01%にしか満たないのです。
という事は逆に言うと、それだけ抜けていたとしてもまた生えてきている髪の毛もあるため減らないという計算になります。
そして髪の毛1本1本は、成長期→退行期→休止期という3つのサイクルでそれぞれ別の伸び方をしています。
成長期 | 3年~6年 | 髪の毛に栄養がいきわたり細胞分裂が起こる事で髪が伸びる時期。(抜け毛を減らすにはこの成長期の周期をいかに長く保てるかが大切) |
退行期 | 2週~3週 | 髪の毛の細胞分裂の回数が減り徐々に抜け落ちる時期。 |
休止期 | 2か月~3か月 | 髪の毛が伸びるのが完全に止まり次の髪の毛を作る準備の時期。 |
具体的には成長期は男性3~5年、女性4~6年と女性の方が1年長いです。
そして10万本ある内の髪の毛のおおよそ10~15%が退行期~休止期。
残りの85~90%が成長期となっています。
上記表にも記した通り、成長期の期間はおおよそ3~6年で成り立っておりこの成長期をいかに長く引き伸ばせるかというのが薄毛や抜け毛の対策になります。
>>>一つの抜け毛の指標として、枕に付く抜け毛の数で抜け毛が多いか図る事が出来ます。詳しくは「枕に抜け毛が20本以上あるとはげる!たった1つの理由と対処法」で解説中!
原因とそれぞれに合わせた対策
ストレス
ストレスは、髪の毛に栄養分を送っている毛細血管と密接に関係があります。
ストレスを感じる事で、頭の毛細血管が収縮してしまい髪の毛に栄養が行き渡らなくなり抜けやすい髪の毛になってしまいます。この事により、毛周期にも乱れが生じて全体的に薄毛になる原因となってしまいます。
さらに、通常髪の毛が伸びる時にケラチンを生成して髪の毛が伸びています。このケラチンは亜鉛を使って生成されているのですが、ストレスはこの亜鉛を消費してしまいます。
亜鉛は、体内で生成されないため体外から摂取する必要があります。
またストレスが過度にかかってしまった場合、円形の脱毛症になる事もあります。
お客様の中にもそういった方は、いらっしゃいます。仕事のストレスや、中には飼っていたペットが無くなったショックで円形の脱毛症が出てしまったという方もいます。
・周りに不満などを聞いてもらえる人を作る。
・アロマなどを焚いて気持ちをリラックスさせる。
・ヘッドスパで血行促進+リラクゼーション効果でストレスを和らげる。
・円形脱毛症が長く続くようであれば、専門の病院へ相談してみましょう。場所によって、お薬を処方してくれたりレーザー治療をしている病院もあります。
季節の変わり目
よく「季節の変わり目に髪の毛が抜ける」という話を耳にします。
これにもしっかりと理由があります。
主に気温が、ガラッと変わる春と秋に多いです。
さらに秋が特に抜けやすいです。
これは夏に受ける頭皮へのダメージが原因とされています。
夏になるとかなり紫外線量が増します。そして頭皮が日焼けすると、頭皮の免疫機能が低下してしまい老化の原因にも繋がります。そしてその影響が、だいたい2~3か月後に出てきます。
そうなると、秋に抜け毛が増えてしまうんです。
抜け毛が多い人で、1日に通常の倍の200本近く秋に抜ける人もいます。
環境の変化(若い内に起こりやすいです)
生活環境の変化によって、ホルモンバランスや自律神経が乱れてしまい抜け毛が増えてしまいます。
主に新生活になっての環境の変化であったり、思春期によるホルモンバランスの乱れでも脱毛が起きる事があります。
頭皮環境の悪化
頭皮に、フケや皮脂といった汚れが溜まってしまうと毛穴が詰まってしまい髪の毛に栄養分が行きにくくなり抜け毛の原因になってしまいます。
皮脂は、高カロリーな食事であったり脂分が多い食事を多くとると過剰に分泌されてしまいます。
紫外線なども、頭皮が焼けてしまうとカサカサな乾燥しやすい状態になってしまう為にフケやかゆみの原因になります。
>>>頭皮が赤くなっている人は、「頭皮が赤いのは異常反応!そのままにしとくと抜け毛のリスクが高まる」で解説している異常反応です!ひどくなる前に、すぐに対処しましょう!
>>>また頭皮が凝ってしまうと、お肌のたるみや抜け毛に繋がるので「頭皮が硬い原因とは?改善するとリフトアップと抜け毛予防に繋がる」で解説している方法を試してみて下さい!
生活習慣の乱れ
一言で生活習慣の乱れと言っても何種類かあります。
- 過度なダイエット
- 飲酒
- 喫煙
- ヘアアレンジなどで毎日括る。(生活習慣の乱れとは少し違いますが;)
等が大きな原因として挙げられます。
過度なダイエットで食事制限をしてしまうと、栄養分を供給して伸びている髪の毛にとって栄養分が無いよ!という状態になってしまいます。
髪の毛というのは体の器官の中で、一番、栄養供給優先順位が低い器官です。
つまり髪の毛はなくても生命の維持には関係ないよ!という事で体が勝手に栄養を運ぶのを放棄してしまうんですね。これは困った。
飲酒や喫煙に至っては、近年の研究ではあまり抜け毛と関係が無いとされている研究結果も出ているがやはりその量が多いと危険である。
飲酒はアルコールが分解され「アセトアルデヒド」が生成。栄養分をこれが持って行ってしまうので栄養分が髪に行きにくくなる。
喫煙は毛細血管が収縮する事で、栄養分が行きにくくなる。
どちらも髪の毛が栄養不足になる原因とされています。
毎日髪の毛をくくる人も要注意。
括ると自然と髪の毛に、物理的刺激が掛かってしまいます。
お客様の中には、「毎日括っていて前髪の生え際が上がってきた。」なんていう人もいます。
女性特有の抜け毛
抜け毛は、自律神経やホルモンバランスの乱れによっても起こります。
女性特有の抜け毛が産後の抜け毛です。
妊娠中や出産時は色々と敏感になるため少しの精神的なストレスによっても自律神経が乱れてしまい抜け毛に繋がる事もあります。
そして最も影響を及ぼすのが、ホルモンバランスの乱れです。女性ホルモンが減る、又は男性ホルモンが増えると抜け毛が増加します。
産後の抜け毛と呼ばれますが、実は妊娠中が大きく抜け毛に関わっています。
妊娠中は、特に女性ホルモンが多く分泌されています。その為、妊娠中は髪の毛が抜けにくい状態になっています。
そして出産すると同時に、ホルモンバランスが元に戻ろうとします。
そうなると女性ホルモンが増加して今まで抜けにくくなっていた髪の毛が、一気に抜けてしまうんです。
老化によるもの
勿論、老化によっても抜け毛は増えてしまいます。頭の頂点にはあまり筋肉がないとされています。そしてそこに張り付いている頭皮は、年々重力で下に引っ張られ頭蓋骨に張り付くようになります。
そうなると、頭皮が薄く硬くなり血行不良で髪の毛に栄養分が行きにくくなり抜け毛の原因となります。
>>>場所によって髪の毛の伸びる長さが違う場合「髪の毛の伸びる速さが場所によって違う時は要注意?薄毛のサインかも」で解説している、頭皮の血行不良の可能性があります。
解決策も解説しているのでチェックしてみて下さい!
その他のやっておくと抜けにくくなる対策
シャンプー時の気を付けたい注意点
まず、シャンプー前にしっかりとブラッシングします。
ブラッシングは、シャンプー中に絡んで抜けてしまう髪の毛の絡まりを事前に取る予防効果と頭皮の汚れを落としやすくしてくれる効果があります。
温度は、37度~39度までのややぬるめの温度で洗うようにします。
この時温度が高いと、頭皮の油分を落とし過ぎてしまう為に頭皮が乾燥しやすくなってしまう為よくありません。
ドライヤー時
たまにネットの情報で
自然乾燥が頭皮に優しいです。
といったようなものを見かけます。
これ、絶対にやめて下さい。
何故かというと、自然乾燥する時に水分が頭の中に残った状態になるためこれで長時間置くと頭皮に雑菌が沸いてしまいます。
この雑菌は頭皮環境の衛生上もよろしくないですし、臭いの原因にもなります。
そして自然乾燥させると、頭皮にひつような水分も一緒に蒸発していってしまい頭皮が乾燥しやすく抜け毛の原因にもなります。さらに冬場などの寒い季節は、より冷えやすくなってしまい頭皮の血液循環も悪くなるので必ず乾かすようにしましょう。
>>>早く乾かすには事前のタオルドライも需要です。「タオルドライで抜け毛が増える5つの間違ったやり方と正しい3step」でタオルドライのやり方を分かり易く解説しています!
緑茶を飲む
緑茶の中の成分には、髪の毛のケラチンが生成される際に体内で消費される「亜鉛」を効率よく吸収させてくれる効果があります。
さらに緑茶の利尿作用には、抜け毛の原因になる「ジヒドロテストロン」という成分を体外に一緒に排出してくれる効果もあるので緑茶をのむと抜け毛予防につながるとされています。
まとめ
いかがでしょうか?
男性でも女性でも多くの方が悩んでいる抜け毛についてまとめてみました。
要点は
- 頭皮環境を清潔に保つ。
- 乾燥させない。
- ストレスをためない。
- 血行を良くする。
この4点が大きく関わってくるので、日々の生活の中で注意が必要です。
各要点はまた別記事にて詳しくまとめていきますので、是非そちらもご覧になって下さい!
では最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!