

日々、沢山のママさんの髪の毛のご相談を頂きます。
「にっしゃん」と申します!
数にすると、毎月200人という主婦層のお客様からご相談頂きます。

自分の奥さんや出産後のママさんから良くご相談頂くのがこちら…


- 自分
- 友達、又は同じくらいの子供
- 親、お母さん


関連記事>>>赤ちゃんの髪の毛が伸びない時は「子どもの髪の毛が伸びない時に知っておきたい5つの事」の記事をご参考下さい。
赤ちゃんが髪の毛を引っ張る理由

【生後3か月まで】気になるから掴んでしまう
生後3か月までの目の成長
新生児の目の焦点距離は顔から16~24cm、認識する色は黒、白、グレーだけです。生後1週間経った赤ちゃんは、早くも動きに反応し、親の顔をじっと見るようになります。もう少し経てば、顔を近づけたときに微笑むようになるでしょう。これは、赤ちゃんが親の顔を認識できるという大切な兆候ですし、親にとってもとてもうれしい瞬間です。
生後10~12週間すると、赤ちゃんは動くものを目で追い、特にはっきりとした幾何学模様のおもちゃやモビールなどを認識し始めます。色覚が発達を始めると、赤ちゃんはまず赤を認識します。生後3か月になるまでには、あらゆる色を認識するようになります。
引用:ボシュロム・ジャパン
赤ちゃんの視力は生後3か月程度だと、視力は少ししか見えておらず認識できる色も大人と比べるとかなり少ない状態です。
生まれたての視力は何と0.01程しかないのです。
ただ赤ちゃんは日を追うごとに、どんどんと成長していきます。
1週間程で動くものを認識し始め、そこからどんどんと手の力も強くなっていきます。
その頃はまだ首も座っていないので、基本的に抱っこされているベッドで寝かされているかのどちらかです。
そうなると抱っこされている時や授乳中は、ゆらゆらと視界に入ってくるお母さんの髪の毛が気になって掴んでしまいます。
またベッドでおむつを替えてもらっている時等も同様で、必ずお母さんの髪の毛が目の前にチラついてきます。
そして気になるので、キャッチする。という感じです。
なので、赤ちゃん自身はこの頃はあまり髪の毛という事を認識せずに掴んでいる事が殆どです。
赤ちゃんの愛情表現、スキンシップ
目の成長が早いと、半年ほどで様々な色を認識でき視力も1.0まで成長する赤ちゃんもいます。
この頃になると、ある程度髪の毛であるという事を認識しだします。
しかし、赤ちゃんはまだ人にどうして愛情を伝えればいいのかが分かりません。
なのでその愛情表現やスキンシップとして、髪の毛を引っ張る事があります。
自分の髪の毛を引っ張るのがクセになっている
赤ちゃんが手持ち無沙汰になって、髪の毛を引っ張ってしまっている場合です。
こういった赤ちゃんや子供は、髪の毛を触っていると安心するという心理状況からくるもので、普段何もない時やお母さんと一緒に寝る時等も引っ張ってしまいます。
ただ単に遊んでいる
赤ちゃんの引っ張る理由として、色々なものを紹介しましたが結局一番多い理由はこれ。
ただ単に髪の毛を引っ張って遊んでいるだけなんです。
そして髪の毛を引っ張られて困っているお母さんをみて、面白がっている場合も有ります。
ストレスではない?
自分の髪の毛を引っ張ってしまっていたりすると、気になるのがこれ。
日々の中で赤ちゃんにストレスをかけてしまっているのではないか?
と、心配になるお母さんも少なくはないはず。
ストレスで引っ張ってしまっているというのもある事はあります。
しかしそれが、生後1年未満の赤ちゃんだとその可能性は低く、まだ周りの状況をうまく把握・理解できていません。
なので、普通に子育てしていると必然的にストレスとして感じる理由がないんですね。
あまり色々な事にデリケートになって、様々な事をしてしまうとそれがかえって赤ちゃんにとってはストレスとして感じてしまう場合も有るので、「髪の毛を触っていたら落ち着くんだな」と思って安心してみていてあげましょう!
友達や親の髪の毛を引っ張る場合の対策

【友達・親の場合】
まずは痛い事だという事を教える
少し物事が分かってきた頃に、髪の毛を面白がって引っ張る場合それが悪い事なんだ。痛い事なんだという事を分からずにやっています。
髪の毛を引っ張ったらまず、
「痛いから止めてね!」
そして
「なでなでしてあげなきゃだめだよ!」
という、こうしてあげるともっといいんだよー!という事も同時に伝えていきます。
その他の方法として、子供が髪の毛を引っ張ったら逆に同じように子供の髪の毛も引っ張って
「髪の毛を引っ張られると痛いでしょ?だから引っ張っちゃだめなんだよ!」
という少し荒療治的な方法も効果的。
人の痛みを知るには、まず自分から。という事ですね笑
【親の場合】
髪の毛を短く切る
さあ!ここからようやく、美容師らしい事を書いていきます。笑
髪の毛に赤ちゃんの手が届かない様に、短く切ってしまう方法です。
具体的にどのあたりまで切ればいいのか、と言うと下の画像の様なあごラインのボブかアゴ下ラインのボブです。
肩に当たる少し結べる長さでは、お母さんが下を向いた時に毛先が赤ちゃんの手に届いてしまう為、まだまだ引っ張られてしまいます。
そこまで切るとなるとなかなか勇気がいりますが、この頃のお母さんと言えばなかなか忙しくて美容室も頻繁に行けないもの。
「次切るまでにのびるか!」
と割り切って切ってしまうと、意外と乾かすのも早かったり楽になるので切ってしまう事もお勧めです!
髪の毛を結ぶ(お団子がオススメ)
髪の毛をどうしても短くできない。したくない、と言う人は髪の毛を結んでしまいましょう。
結び方も、ただポニーテールにするだけだと下を向く動作が多くなってしまうママさんには不向き。
毛先が子供に届いた瞬間に引っ張られます。。。
オススメはお団子ヘアー。
毛先をクルクルっとまとめてピンで留めるだけで良いので、それだけでグッと快適になります。
別に興味を持たせる
ゆらゆらと揺れる目の前の髪に興味を持ってしまうので、掴みかかってきます。
これを何か別の物に興味を持たせる事ができれば、髪の毛が解放されます!
具体的には、おもちゃを持たせても良いですし、ゆらゆらと揺れる長めのネックレスを付けるのも赤ちゃんの興味を逸らせるのでオススメ。
ネックレスは必ず金属性ではない安全なもので、引っ張られても良いものを選びましょう!
自分の髪の毛を引っ張る時の対策

初めに「髪を引っ張る理由」でも書きましたが、ストレスという原因は少ないのであまり気にし過ぎないようにしましょう!
それを踏まえた上で以下の方法を試してください!
他の物で気を逸らす
クセになってしまっている場合や、苛立ちからくる場合おもちゃなどで気を逸らしましょう。
基本的には上で説明した方法と同じです!
湿疹が出ていたり痒そうなら病院へ
何か気になって頭を触っている場合があります。
私の家の子供も、乳児湿疹が出てしまっていました。
幸いにも我が家では髪の毛を引っ張るようなことはありませんでしたが、引っ張ってしまう赤ちゃんもいるそう。
その場合、病院にいって薬を処方してもらったり、しっかりとした対策をしてかゆみの原因を取り除いてあげる事が大事になってきます。
まとめ

育児をしていると、様々な事が起こりますよね。
今回のお悩みも沢山のママさんから、ご相談を頂きます。
ただ小さい時(3歳くらいまで)の間だけと思って、どしっと構え少しずつ「ダメな事なんだよー」とコツコツ教えていきましょう!
- 痛い事だと伝える。
- どうしてあげると良いかを教える。
- 髪の毛を短くする。
- 髪の毛をお団子にする。
- 別の何かに興味を移す。
- 痒そう、湿疹が出ているならすぐに病院へ!
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