お客様からよく質問される
今回はこういった疑問にお答えしていきます。
結論から言うと
カラーの頻度というのは、正直人ぞれぞれなので正解はありません!
ですが、綺麗に見えるヘアカラーの限界というのもあります。
綺麗に見える期限「賞美期限」と言われる物です。
そしてそれは「おしゃれ染め」であるか「白髪染め」であるかにもよって大きく変わってきます。
本記事では、そんな「おしゃれ染め」の
- 根元、毛先、デザインカラーの気になる部位ごとの賞美期限
- 一般的なヘアカラーの染めなければいけないサイクル
について関西でトップスタイリストを務める私「にっしゃん」がお話いたします。
>>>カラーの色持ちを良くする方法は「美容師が教えるカラーの色持ちを良くする方法8選」でご紹介しています。
頻度はどこを重視するかによって変わる!
ヘアカラーの頻度や適性タイミングは、人によって全く異なります。
それはその人が、ヘアカラーのどの部分を重要視するかによります。
なので、気になる部分ごとに適正な頻度とタイミングを解説いたします。
根元の伸びた部分が気になる
根元の伸びた部分。
これを「リタッチ」と呼びます。
リタッチは、髪の毛1本一本の根元が細胞分裂して伸びてくる際に、当然ですが根元から染まっていない髪の毛が伸びてきてしまいます。
おおよそ1か月に1㎝伸びるとされていて、毛先が明るければ明るいほど根元に出てくるリタッチが気になる様になります。
ブリーチ等をしているハイトーンの場合、早いと2週間で気になる場合があります。
目安としては1か月~1か月半が限界でしょう。
逆にそこまで明るくなく、室内でも「茶色」と分かる位の明るさであれば1~2か月位がリタッチの気になるタイミングとなります。
>>>根元のプリンの対処方法は「髪の毛のプリンを隠す10の方法/放置すると艶がなくなる!」で解説しています。
毛先の色落ちが気になる
毛先の色落ちは、美容室でヘアカラーをしてから普通に生活する上で必ず色が抜けてしまいます。
またこの色が抜けてしまう事を「退色」と言います。
そしてこの退色は、1か月程で徐々に変わってくるため1~1か月半で染める必要があります。
また髪の毛がダメージしてしまっていたり、紫外線が強い季節はヘアカラーの退色もかなり激しくなってきます。
そうなると3週間ほどで色が変わるため、
1か月以内で染める事もあります。
関連記事>>>「日焼けすると紫外線でヘアカラーは色落ちする?美容師厳選3つの方法」
色々なデザインカラーを楽しみたい
毎回違うカラーを楽しみたいという方は、2週間~1か月でカラーをしましょう。
デザインカラーとは、
- グラデーションカラー
- ホイルカラー、メッシュ
- インナーカラー
- セクションカラー
などの事を指します。
そしてこれらの多くは、基本的に初めにブリーチなどで一旦色を抜いてしまってからカラーを上から入れなおす「ダブルカラー」が使われます。
上記でも説明したように、ダメージがあるとカラーの退色は進行しやすくなります。
まして、ブリーチをしているとなれば1週間~2週間で色が抜けだします。
ブリーチ部分は特に色素がかなり抜けているため、黄色く抜けやすくパサついて見えるので頻繁なカラーが求められます。
>>>黄色くなるカラーを隠すには紫シャンプーがおすすめです。
「ムラシャン(紫シャンプー)とシルバーシャンプーの違いは?どっちを使う?」
賞美期限。2か月が限界です!
「賞味期限」が、食べ物の味をおいしく味わえる期間だとすると「賞美期限」とは美しく居れる期間と言えます。
ヘアカラーの頻度は人によりバラバラです。
「私は半年に一回しかしないんだ!」という人もそれはそれでいいと思います。
ただ、半年で6㎝伸びてきてしまっている髪の毛。
分け目の所で考えると、左右で12㎝ものリタッチが出てきてしまっている髪の毛が美しいとはなかなか言えないですよね?
これはもう賞美期限が切れてしまっていると言っても過言ではないのです。
ではヘアカラーの賞美期限がいつまでなの?と言いますと2か月です!
上記の気になる部分別にお話ししたように、最低でも2か月もするとリタッチも伸びてきて左右で考えると4センチのリタッチです。
そして毛先の退色も過度に進んでしまっています。
なのでカラーの頻度は最低でも2か月で染めるようにしましょう。
まとめ
先ほどもお話ししたように、ヘアカラーの気になる部分や重要視する部分は人によって全然違います。
なので一概に「これくらいでカラーしましょう!」と言えないのも事実です。
- どれくらいで美容室に行けばいいの?
- どれくらいでカラーすれば綺麗に保てるの?
- 色が落ちてきたけど、美容室に行くの早すぎない?
こういった疑問を持つあなたの少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
こちらの記事では、サロンカラーをホームカラーを使ってお得に綺麗に保てる方法もご紹介しておりますので是非立ち寄って観て下さいね!